欧州競馬で怪物牝馬が現れた。10日に英チェスター競馬場で行われた英オークス前哨戦、リステッドの【チェシャーオークス】(3歳牝馬限定、芝2270m)は1番人気のセーブザラストダンスが圧勝。着差は22馬身という衝撃のレースとなった。かつて歴史的女傑エネイブルも制した出世レースで1番人気に推されたセーブザラストダンスは9頭立ての8番手からじっくりとレースを進める。そして、残り3ハロンを切ったあたりで徐々に進出。エンジンがかかると、最終コーナーで一気に外から他馬をのみ込み、直線を向いた時点で7、8馬身の差をつけた。以降もぐんぐん後続をちぎると、残り200mでもう完全に他馬は見えなくなり、そのまま圧勝を飾った。2着につけた着差はなんと22馬身だ。ガリレオを父に持つセーブザラストダンスは、鞍上がライアン・ムーア、調教師がエイダイ・オブライエン氏の最強タッグ。一躍、【凱旋門賞】のオッズも3番人気まで浮上しており、3歳クラシック戦線はもちろん、今年の欧州戦線注目の一頭となった。3歳馬有利の【凱旋門賞】この馬が1番人気になるかも…。
ここ3年、正月の風物詩である《東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)》に我が母校・日大が出場できないので、つまらない1月2,3日を過ごしてきた。その《箱根駅伝》は、来年1月に第100回の記念大会を迎える。日大はこれまで89回の出場と優勝12回の実績を誇るが、総合18位に終わった‘20年の第96回大会を最後に、予選会において涙を飲んできた。その忸怩たる思いからなのか、そんな日大に新しい助っ人が登場した。
その人物とは、高校駅伝界でその名を知られる新雅弘氏。岡山県の名門・倉敷高(旧岡山日大高)で37年間、コーチ・監督を務め、《全国高校駅伝男子》では45年連続45回出場(就任時は8回出場)、3度の日本一に導くなど全国屈指の強豪校に育てあげた名将である。その新氏がこの5月母校日大の特別長距離部門監督に就任したのだ。多分、高校生と大学生で勝手が違うだろうが、高校野球の監督や高校サッカー監督が上のステージで指導者として活躍するのはよく聞く話。きっと駅伝でも…。とりあえずは4年ぶり90回目の《箱根駅伝》本戦出場が目標だろうが、もし来年出場できないとしても、ぼくは焦らずじっくり時間をかけて「古豪復活」を目指してほしいと思っている。新さん、毎年正月に「N」のユニフォームを応援できるようにお願いします!
ニュースター誕生か。7月に開催されるゴルフの《全米女子オープン》の予選会が行われ、14歳の天才少女がプレーオフの末に出場権を獲得した。2日間の日程で行われた予選会。初日「70」、2日目「73」で回った14歳のアンジェラ・チャンは通算1オーバーで並んだ他の3人とともに、2枠しかない出場権をかけてプレーオフに臨んだ。1ホール目で1人が突破し、残る3人で挑んだ2ホール目。チャンは25フィート(約7.6メートル)のロングパットを沈め、見事に本戦出場を決めた。チャンがテレビカメラの前で初めてプレーしたのは9歳の時。オーガスタナショナルで行われた7~9歳の女子部門の『ドライブ、チップ、パット・ナショナル・ファイナル』において、4フィート10インチ(約147センチ)だった9歳のチャンはドライバーで189ヤードを飛ばし、次点の選手に33ヤードの差をつけたという逸話が残っている。またチャンは昨季、ワシントン州のジュニアゴルフ協会のタイトルを7個獲得。全米ジュニアゴルフ協会の大会では4度優勝したという。果たして本番では…。
米国女子ツアー《ファウンダーズカップ》 初日。2016年大会覇者のキム・セヨン(韓国)が「66」でプレーし、6アンダーの単独首位で発進した。ユ・ヘラン(韓国)が1打差。畑岡奈紗は5アンダー、1ボギーの「68」をマークし、4アンダー。ステージー・ルイス、ミジン・リー(オーストラリア)、チェ・ヘジン、コ・ジンヨン(ともに韓国)、アタヤ・ティティクル(タイ)らと並び、4アンダー3位につけた。勝みなみはイーブンパー45位で初日を終えた。 笹生優花は5オーバー123位、西村優菜は6オーバー131位、野村敏京は7オーバー137位といずれも大きく出遅れた。今大会終了後には出場優先順位を見直すリシャッフルが実施。現在ポイントレース77位の西村優菜は80位内をキープすれば中盤戦以降の試合への出場が決まるとあって、大事な一戦だが…。何とか巻き返してほしい。
米国男子ツアー《AT&Tバイロン・ネルソン選手権》初日。メジャー第2戦《全米オープン選手権》を翌週に控える中、ツアー1勝のノ・スンヨル(韓国)が1イーグル9バーディ、ボギーなしの「60」をマークし、11アンダーで単独首位発進を決めた。3打差の8アンダー2位にツアー14勝のアダム・スコット(オーストラリア)と竇沢成(中国)。7アンダー4位に世界ランキング2位のストッティ・シェフラー、ジェイソン・デイ(オーストラリア)ら6人が並んだ。松山英樹は5バーディの「66」で回り、5アンダー17位。小平智は4バーディ、1ボギーの「68」とし、3アンダー46位でスタートした。 戦後10人目の同一大会3連覇がかかるイ・キョンフン(韓国)は1アンダー89位と出遅れた。松山頑張れ!
国内女子ツアー《RKB×三井松島レディス》初日。岩井明愛が7バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。7アンダー・単独首位発進を決めた。6アンダー・2位タイに岩井明愛の妹・千怜、地元・福岡出身の福田真未。4アンダー・4位タイには申ジエ(韓国)、アマチュアの吉田鈴(日本ウェルネススポーツ大2年)が続いた。吉田鈴の姉で、先週に初のメジャー制覇を果たした吉田優利は、2オーバー・65位タイと出遅れ。昨年覇者の渡邉彩香も7オーバー・105位タイと苦戦した。2番パー3で、ツアーでは自身初のホールインワンを達成した辻梨恵は、2アンダー・12位タイと好スタートを切った。
明日の予想。まずは【京王杯スプリングC】は12番レッドモンレーヴ。東京得意で前走は出遅れがすべて。7着とはいえ、強い走りだった。鞍上はダノンスコーピオンがいるため、横山和に替わるがスタートさえまともなら普通に勝ち負け。相手は1,4,8,9,10,15,16番。京都8R【京都ハイジャンプ】は9番ビーマイオーシャンが面白そう。前走が10か月ぶりで26㌔増。それで3着なら十分だろう。叩き2戦目でまだ障害戦は4戦目とフレッシュさを買って勝負したい。相手は1,2,4,7,10,11番。新潟メイン【信濃川特別】は5番シンシアリダーリン。左回りが良い馬で、ここ2戦連続3着。そろそろ順番だろう。相手は1,2,3,6,9,10番。
今週の一口馬は珍しく出走なし。今週は馬券を頑張ろう!