まずはゴルフ。メジャー第4戦《全英オープン》2日目。僕が優勝候補のひとりとして昨日挙げた世界ランキング6位のキャメロン・スミス(オーストラリア)がメジャー初勝利に向け単独首位に浮上した。3位から1イーグル6バーディのベストスコア「64」をマークし、通算13アンダー。2位のキャメロン・ヤングに2打差をつけて第150回大会を折り返した。《全英オープン》で8年ぶり、2勝目がかかるロリー・マキロイ(北アイルランド)は2位から「68」で、10アンダーの3位に一歩後退。ビクトル・ホブラン(ノルウェー)と並んだ。「LIVツアー」参加のメジャー2勝ダスティン・ジョンソンが9アンダーで5位をキープした。8アンダー6位に世界ランク1位のスコッティ・シェフラーとティレル・ハットン(イングランド)が続く。日本勢ではメジャー初出場の桂川有人が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、5アンダーとして18位で決勝ラウンドに進出。同じく34位から出た松山英樹は3バーディ、3ボギーの「72」と伸ばせず、1アンダーのまま55位に後退した。通算イーブンパー66位までの83人が予選を通過。金谷拓実、前年大会優勝のコリン・モリカワは1オーバーでカットラインに1打届かなかった。世界アマチュアランキング1位の中島啓太は3オーバーの107位でアマとして臨んだ最後のメジャーも決勝ラウンドに届かなかった。星野陸也は4オーバー117位、比嘉一貴は5オーバー125位、146位で終えた今平周吾は「72」で回ったが初日の8オーバーが響いた。146位からスタートしたタイガー・ウッズは「75」とこの日もスコアを落として9オーバーの148位、2日で聖地を去った。《全英オープン》ではないような天気でスコア伸ばし合戦になっている。僕の好みではない試合展開だが、残り2日天候も含めて波乱を期待したい!桂川、松山も頑張れ!
ゴルフで日本勢イマイチも陸上では日本勢頑張っている。陸上の《オレゴン世界陸上》「男子100m」予選でサニブラウン・ハキーム(23)が向かい風0.3mの状況下で9秒98をたたき出し、7組トップで予選通過した。初出場の坂井隆一郎(24)は追い風0.2mで10秒12で4組3着に入り、準決勝進出を果たした。「男子20㌔競歩」では山西利和(26)が、1時間19分7秒で日本史上初の連覇を達成。池田尚希(24)も2位に入り、日本勢ワンツーフィニッシュを飾った。「男子走り幅跳び」予選は昨夏の《東京五輪》6位入賞の橋岡優輝(23)が追い風0.4mの2本目で8m18を跳び、一番乗りで決勝進出を決めた。「女子1500m」予選は《東京五輪》同種目8位の田中希実(22)が今季ベストの4分5秒30をマークし、タイムで拾われて予選を通過した。一方、「男子3000m障害」予選では《東京五輪》7位の三浦龍司(20)が8分21秒80で2組5着。決勝進出ラインに0秒74及ばず敗退となった。以前の日本陸上界でこんなに楽しみな選手が多いことはなかった。メダルはさすがに難しいかもしれないが、これだけ頑張れば、観戦してても楽しみだ!
《大相撲名古屋場所》をかど番で迎えていた大関御嶽海(29)が7日目の16日、休場した。日本相撲協会によると、所属する出羽海部屋で新型コロナウイルスの感染者が出たため。同部屋の力士は全員、休場となった。御嶽海は先場所に右肩を痛めた影響もあり6日目まで2勝4敗だった。来場所の番付の扱いについて、相撲協会の伊勢ケ浜審判部長は「場所が終わってから話し合う」と述べた。これまで、場所前に新型コロナ感染が確認されるなどして全休した力士の番付は据え置き、または1枚降下の措置が取られてきた。場所中に新型コロナ感染で途中休場となったのは初めて。御嶽海の休場は小結だった平成31年初場所以来3度目。7日目の対戦相手だった小結豊昇龍は不戦勝となった。もし番付据え置きになったら、御嶽海にとっては“恵みの休場”のような気がする。というのも、腕のケガもあって、これまでの相撲の内容が悪すぎるからだ。果たしてどうなる!?
今日の重賞を振り返る。函館11Rで行われた【第54回函館2歳S】は、鮫島克駿の4番人気ブトンドール(牝・池添学厩舎)が2歳世代最初のJRA重賞を制した。好スタートから控えて中団を追走、3~4コーナーにかけて外々を回って進出を開始すると、直線で力強く抜け出し快勝。父ビッグアーサーに産駒重賞初勝利をプレゼントした。タイムは1分11秒8。1馬身1/4差の2着には逃げた武豊のクリダーム(3番人気)、さらにクビ差遅れた3着に離れた最後方から鋭く脚を伸ばしたオマツリオトコ(8番人気)が入った。なお、1番人気のスプレモフレイバーは力なく馬群に沈み8着、2番人気のミシェラドラータは11着に敗れた。
勝ったブトンドールだが、終いの脚が凄かった。あの脚を信じて乗った鮫島駿の度胸も立派。ビッグアーサー産駒でこんな追い込み馬が出てくるとは思わなかった。天晴れ!
ブトンドールは、父ビッグアーサー、母プリンセスロック(母父スウィフトカレント)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は合同会社雅苑興業。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。【函館2歳S】は池添学調教師、鮫島駿ともに初勝利となった。
明日の予想。まずは福島メイン【福島テレビオープン】。本命は2番コムストックロード。3歳牝馬で51㌔はやっぱり有利。2走前【葵S】では牡馬相手に2着、古馬相手の前走【パラダイスS】も0.2差ならここでは十分通用する。相手は4,7,8,9,10,11番。小倉メイン【博多S】は9番ウインリブルマン。相手なりに走る馬で3勝クラスでも十分勝負にはなる。小倉は得意だし、先行抜け出しを期待する。相手は3,6,8,10,11,12番。函館メイン【函館記念】は5番マイネルウィルトス。「マイネル」+デムーロは黙って買い。その上、重馬場得意に実力強化。ここで買わないでどこで買う。相手は4,8,9,12,13,14番。
明日の一口は2頭。函館2R【3歳未勝利】(1700m)に6番ウインアラジン出走。距離はもう少しあった方がいいが、鞍上49㌔で先行出来れば…。函館8R【3歳1勝クラス】には16番ホワイトターフ。人気はないがここを目標にじっくり仕上げてある。差し脚が効く馬場も有利で外枠もいい。ひょっとするぞ!