人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

会心のダービー予想

2012-05-27 19:50:18 | 競馬回顧

「いやいや、展開も含めてまんまと嵌ったね」
会心の予想だった“競馬の祭典”【第79回日本ダービー】を振り返る。勝ったのは僕が本命に推した岩田康誠騎乗の3番人気ディープブリランテ(牡3歳・矢作芳人厩舎)。5番人気フェノーメノ(これも僕の《my注目馬》)とハナ差の大接戦を制して優勝。7,572頭いる3歳世代の頂点に立った(僕の愛馬はまだデビューすらしていない)。勝ちタイムは2分23秒8。前述のようにハナ差の2着には中団前め追走から直線で伸びたフェノーメノ、さらに3/4馬身差の3着には2番手追走からしぶとく粘った7番人気トーセンホマレボシが入り、1番人気ワールドエース、皐月賞馬ゴールドシップはともに中団から最速の上がりで伸びるも4,5着だった。レースはゼロスとトーセンホマレボシの2頭が飛ばすなか、ブリランテは道中4番手のインを追走。課題だった折り合い面もなんとかクリアしての追走だった。直線入り口に入ると、鞍上・岩田の激しいアクションに応えるようにギアを上げ、前2頭との差を一気に縮める。先頭で粘るトーセンホマレボシを捕らえたのは残り200m過ぎ。そのまま力強く先頭へ躍り出ると、外から急追したフェノーメノをハナ差振り切ってゴール、3歳の頂点の座を射止めた。完璧なレース運びと騎乗。最後は脚が上がっていたが、なんとか凌いだ。先日このコラムで書いたが【皐月賞】よりUPはあってもマイナスはない中で迎えた今日の【日本ダービー】、このブリランテにいちばん運があったということだろう。逆に運がちょっと足らなかったのがフェノーメノ。あと距離が2410mなら変わっていただろう。秋が一層楽しみになった。【菊花賞】もブリランテよりはいいだろう。“強いなぁ”と思ったのが3着のトーセンホマレボシ。元々トーセンジョーダンの下、これからまた一段上に行きそうなり立派な走りだった。4,5着ワールドエース、ゴールドショップの負けた要因は位置取りがいちばん大きいのかもしれないが、思ったより弾けなったところをみると、力が少し足らなかったのかもしれない。
 それにしても岩田の涙には驚いた。騎乗停止なども合い重なっていろいろな思いが交錯したのだろう。岩田がブリランテの力を信じて、ブリランテは岩田に心を許す。人馬一体がこの結果に結びついたといっていいだろ。
 ディープブリランテは父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ(母父Loup Sauvage)という血統。これでディープ産駒は2世代目での【ダービー】初制覇となった。通算成績6戦3勝。重賞は昨年の【東京スポーツ杯2歳S】(GIII)に続く2勝目。ディープ産駒はJRA重賞通算19勝目、今年は10勝目となった。GⅠは先週の【オークス】(ジェンティルドンナ)に続く6勝目。
 岩田康誠、矢作芳人調教師はともに【日本ダービー】初制覇。岩田はJRA重賞通算46勝目、今年4勝目となった。GⅠは【桜花賞】(ジェンティルドンナ)に続き15勝目(今年3勝目)。矢作調教師はJRA重賞通算14勝目(今年初勝利)。GⅠはグランプリボスで制した【朝日FS】【NHKマイル】に続き3勝目となった。

東京最終で行われた“伝統の一戦”【第126回目黒記念】は実は買い足し馬券で3連複のはずが、買い目間違い。1番人気の14番スマートロビンでなく、全くの人気薄15番セイカアレグロを勝ってしまって3連複万馬券を逃してしまった。痛恨のミスにガッカリである。
 このレース勝ったのは前述の蛯名正義の1番人気スマートロビン(牡4歳・松田国英厩舎)。2番手から楽々抜け出して重賞初勝利。勝ちタイムは2分30秒6だった。1馬身3/4差の2着には7番人気トウカイパラダイス(買い足し馬券の軸)、3/4馬身差の3着には6番人気コスモロビンが入った。2番人気のタッチミーノットは7着。僕が昨日推奨したエアポートメサはさすがに敷居が高く15着に敗れた。悲願だったダービージョッキーの座をハナ差で逃した蛯名が、その鬱憤を見事に晴らした。レースは48㌔のセイカアレグロが先手を取り、スマートロビンがその後ろにつけた。ダノンバラード、トウカイパラダイス、サンテミリオンらが前めで、トレイルブレイザー、タッチミーノット、ユニバーサルバンクらが中団を形成した。直線に入ると逃げたセイカアレグロがずるずる後退し、かわって先頭に立ったスマートロビンが楽な手ごたえで脚を伸ばすと、最後まで脚色は衰えず後続を完封した。トウカイパラダイスもしぶとさを発揮し2着に入った。完璧なレースだった。前が止まらない馬場、それに府中というのも良かったのだろう。これまでは末の甘さが目立ったが今日のような積極的なレースをすれば、今後も重賞戦線で面白い存在になるかもしれない。2着トウカイパラダイスも展開、馬場が向いたクチだが、力もつけているのは確か。【天皇賞・春】でもユニバーサルバンクとは0.3差だったので人気に盲点ではあった。3着は力を付けてきて今年イマイチだったコスモロビン。スタミナは豊富なタイプなので今後長距離路線で面白い。
 スマートロビンは父ディープインパクト、母キーブギー(母父Lyphard)という血統。通算成績15戦6勝。重賞は初勝利。ディープ産駒は【日本ダービー】に続きJRA重賞20勝目(今年11勝目)となった。蛯名正義、松田国英調教師はともに初の同レース制覇。蛯名のJRA重賞は【青葉賞】のフェノーメノ以来今年6勝、通算99勝目となった。また松田国調教師はなんと‘10年【NHKマイルC】のダノンシャンティ以来、久々のJRA重賞51勝目となった。

 来週は【安田記念】。舞台は府中ということはまたディープ産駒か!? 今のところディープ産駒で登録しているのはダノンシャーク、トーセンレーヴ、ドナウブルー、マルセリーナ、リアルインパクトの5頭。そして今日の【日本ダービー】で1,2着した《my注目馬》はストロングリターン、ダイワファルコン、ドナウブルー、レオプライムの4頭。そう考えると、中心はドナウブルーか・・・・。まぁ一週間考えよう。その一方で、ペルーサとローズキングダムが参戦も面白い。そういえば、今日ダービー馬となったブリランテを僕は今日馬券になればシンボリクリスエス、馬券にならなければペルーサになる分岐点だと見ていたのだが、来週ペルーサが【安田記念】に勝てば、この比喩も失礼に当たるなぁ。

 

コメント
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