今日の昼間、競馬ライターの市丸さんから
「突然ですが、明日安田さんらと競馬に行きませんか?」
とお誘いのTELがあった。しかし残念ながら明日は午前中からお昼過ぎにかけて用事があり、それから府中に出かけても観られるレースが少ないため、
「すみません、明日はダメなんです」
と断ってしまった。するとふと心の中に“GⅠ【ヴィクトリアマイル】も観たいし、馬場に行きたいなぁ”そして“安田君夫妻にも会いたいなぁ”という気持ちが沸々と沸いてきた。で、市丸さんには断ったものの、明日の用事がなんとかならないかと調整に入った。しかし用事はやっぱり・・・競馬場、安田君も結局断念。でもよく考えたら安田君には月曜日の『太田プロライブ』で会うし、競馬場も来週の土曜日に行く予定である。よってきっと明日用事を調整して競馬に行ってもいい結果が出ないような気がする。いやきっと出ない。そう思うことにした。果たしてどうなることやら・・・。
今日の重賞【第57回京王スプリングC】を振り返る。勝ったのはウィリアムズ騎乗の4番人気サダムパテック(牡4歳・西園正都厩舎)。堂々の差し切りで勝ちタイム1分20秒1であった。3/4馬身差の2着に11番人気レオプライム、さらにクビ差の3着に13番人気インプレスウィナーと伏兵陣が食い込み、3連単は179万4700円の大波乱となった。昨年の同レース覇者ストロングリターンは中団追走から直線で伸びるも4着、1番人気サンカルロは道中4,5番手を進んだが直線で伸び切れず10着に敗れた。レースはタマモナイスプレイ、スペシャルハートの先行争いにジョーカプチーノが加わる激しい展開。2馬身ほど離れた4番手にサンカルロ、サクラゴスペルがつけ、その直後にサダムパテック。連覇を狙うストロングリターン、レオプライム、インプレスウィナーは中団馬群を進んだ。
淀みない流れのまま直線を迎えると、差し馬勢が脚を伸ばした。なかでも出色の末脚を見せたのがサダムパテックだった。馬体を併せて一緒に伸びたインプレスウィナーを残り100mで退けると、そのまま後続に3/4馬身差をつけてフィニッシュ。昨年の【弥生賞】以来、およそ1年2カ月ぶりの勝利で復活をアピールした。それにしてもウィリアムズが乗ると馬が変わる。一時期のデットーリ、デムーロが乗ったときのようだ。そのウィリアムズが
「過去のレースの映像を見て、強い馬だということはわかっていた。近走は不振だったが、力を信じて乗った。距離的にも1400mからマイルくらいが合っているし、上のレベルでも通用する可能性は十分にある」
と初の芝1400mで新味を出した相棒に太鼓判を押した。これは【安田記念】でひょっとすると・・・。実はこのレース、昨日の推奨どおりストロングリターンから買っていたのだが、もう1頭いた《my注目馬》レオプライムからの馬連の馬券を買っており、2万馬券が的中した。これでストロングリターンが3着なら3連複(415倍)も的中していたのだが、欲を欠いてもいけない。それにしても強かったなぁ、サダムパテック。ウィリアムズが言うように今後が楽しみだ。もっと個人的に楽しみが出てきたのが2着レオプライム。多分1400mがベストだろうが、マイル&1200mでも楽しみにしたい。3着のインプレスウィナーには驚いた。東京の1400mが得意とはいえ、ここまで走るとは・・・。ただ今後は穴馬としての扱いが適当か。4着ストロングリターンは完璧に叩き台というレースだった。反応もイマイチだったが、力だけで4着は立派。【安田記念】では更に良くなる。
勝ったサダムパテックは父フジキセキ、母サマーナイトシティ(母父エリシオ)という血統。通算成績13戦4勝。フジキセキ産駒はJRA重賞通算58勝目、今年は【ファルコンS】のブライトラインに続き3勝目。ウィリアムズは同レース初制覇。重賞は先週の【京都新聞杯】のトーセンホマレボシに続き通算5勝目。管理する西園正都調教師も同レース初制覇。今年の【マイラーズC】のシルポートに続く重賞通算18勝目となった。
では明日の予想。まずは【ヴィクトリアマイル】。ここで今日の【京王スプリングC】の教訓から皆さんにはこのレースに出走する《my注目馬》を紹介する。8番クィーンズバーン、10番フミノイマージン、14番オールザットジャズ、16番ドナウブルーの4頭だ、勿論この中から本命を選んだのだが、各馬とも魅力はある。8番は展開有利で鞍上が内博、10番は距離、馬場、鞍上すべていい方向に、14番は今の勢いからは最有力、16番はジャントルマドンナの姉で鞍上はウィリアムズ。で結局僕が選んだのは、10番フミノイマージン。理由は僕が《my注目馬》に登録してから7回も馬券になってくれた馬だからだ。つまりいちばんお世話になった馬なのだ。先ほど書いた様に全てに好転する今回は絶好に狙い目。ここは末彼女の脚に夢を賭ける。相手は前記の4頭は買うが、叩き2走目の7番、松博が立て直した1番は普通ならもっと人気になっていい馬だ。
京都メイン【栗東S】には《my注目馬》が2頭いる。5番ナムラタイタン、9番タイセイレジェンド。本命はここでは力が上の5番ナムラタイタン。元々1400mがいい馬で、ハンデ58.5㌔でも馬券圏内を外さないと見ている。鞍上は太宰、フミノイマージンを池添に獲られた鬱憤はここで晴らす!相手は前述の9番に11,15番。
新潟メイン【赤倉特別】は3番クラレッチジャグ。前走は終始外外を回る競馬で4着。今度は内々を回り先行抜け出しが期待できる。実績的にもここ4戦掲示板を外さない走りは軸馬としてはもってこいで、鞍上は今日メインでお世話になった吉田隼。人気になっても買いだ!
イギリス王室の今年の大イベントは天皇陛下が訪英されるエリザベス女王即位60周年の記念式典。それを考えると、8番「クィーン」ズバーンは臭い。あとは60にちなんで6-10は抑えておこう。市丸さん、安田君競馬頑張って!