仙台は雪景色でした。一年に一度の友人の墓参りとその雪景色で心が洗われました。
と思わないと、最近の競馬の不調が復活できなそうで・・・。その証拠に今日の競馬にしても収支的にはやや負けで終わったが、重賞は全く話にならなかったし・・・。明日からは違いますよ。多分・・・。
では今日のその重賞を振り返る。まずは【第19回チューリップ賞】。勝ったのはC・デムーロ騎乗の4番人気ハナズゴール(牝3歳・加藤和宏厩舎)。直線で一気に豪快に突き抜けて重賞初制覇を果たした。勝ちタイム1分35秒5。2馬身半差の2着には直線で食い下がった3番人気エピセアロームが入り、1番人気に推された昨年の2歳女王ジョワドヴィーヴルは直線伸び切れず3着に敗れた。なお、上位頭には【桜花賞】の優先出走権が与えられる。
いやぁ驚きの末脚だった道中は中団を進むジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナ、エピセアロームの重賞ウイナーの直後を虎視眈々と追走。直線では内で伸びあぐねるジョワドヴィーヴルや、外めをしぶとく伸びるエピセアロームを大外から一気。メンバー最速の34秒0の末脚目を疑った。3歳牝馬のレースはどうしても「よーいドン」のレースが多くなるが、この末脚はそんなレースにピッタリ。本番でも楽しみだ。2着のエピアセアロームは横綱のレースぶり。ただ今回は勝ち馬が凄かった。本番ではもっと特徴がないとキツイか・・・。3着のジャワドヴィーヴルは本番までに揉まれる競馬を経験したことはプラス。ただ飛ばなかったのは久々のためかどうかは不明。僕が推奨したスピークソフトリーは好位からの競馬で5着。この競馬はきっと【オークス】に繋がる。馬券は獲れなかったが満足の予想だった。尚、【チューリップ賞】が重賞に格上された’94年以降、関東馬が優勝したのは今回が初めてのことである。
勝ったハナズゴールは父オレハマッテルゼ、母シャンハイジェル(母父シャンハイ)という血統。通算成績5戦3勝。重賞初勝利。オレハマッルゼ産駒も重賞初勝利というか、重賞出走もこれまではメイショウダビンチの2走あるだけだった。鞍上のC.デムーロは同レース初制覇。重賞は【京都牝馬S】のドナウブルーに続く2勝目。管理する加藤和宏調教師は開業8年目でのJRA重賞初勝利となった。
一方【第7回夕刊フジ賞オーシャンステークス】は藤岡佑介騎乗の9番人気ワンカラット(牝6歳、・藤岡健一厩舎)が’10年【キーンランドC】以来1年半ぶりの勝利を挙げた。勝ちタイム1分9秒2(重)。2着は5番人気グランプリエンゼル、3着には14番人気ベイリングボーイが入り、3連単266万1,980円の大波乱となった。なお、1番人気カレンチャンは4着、僕が推奨したエーシンヴァーゴウは10着に敗れた。昨年、重賞5戦に参戦するも勝ち星を挙げられなかったワンカラットがスプリント女王カレンチャンら強豪を退けた!そのワンカラットだが、道中は中団の内を追走。余力十分に内から直線に進入すると、一気に進む。危なげなく外から迫ってくるグランプリエンゼルを3/4馬身差抑えてゴールした。’10年サマースプリントチャンピオンに輝いたワンカラットは、’11年6月に左前蹄骨を骨折。復帰後はなかなか勝ち星に恵まれなかったが、ここで復活。陣営の努力の賜物だが、これで【高松宮記念】の有力候補に躍り出た。2着のグランプリエンゼルもここに来て充実が凄い。どんなレースでも上位に来れる底力は本番でも侮れない。一方4着に敗れたカレンチャンはやはり56㌔と久々が響いたのではないか。ただこれまでのように断然ではない。僕が推奨したエーシンヴァーゴウはこの時期は走らないのではないか。それても力が・・・。
ワンカラットは父ファルブラヴ、母バルドウィナ(母父Pistolet Bleu)という血統。通算成績26
戦5勝。重賞は’09年【フィリーズR】、’10年【函館スプリントS】、【キーンランドC】に続き4勝目。ファウルラヴ産駒はJRA重賞8勝目(今年は初勝利)。藤岡健一調教師、鞍上の藤岡佑介ともに【夕刊フジ賞オーシャンS】は初制覇。藤岡調教師はJRA重賞8勝目、藤岡佑介は20勝目となった。
では明日の予想。きっと流れが向くはずである。まずは中山メイン【弥生賞】。本命は2番トリップ。岩田が8番フェノーメノに乗って実力の割には人気が落ちるこの馬について名将松田博師が「権利ぐらいは獲れるだろう」と断言。腐っても【ラジオNIKKEI賞】1番人気の馬、ここで走らないと次がない。調教では2歳女王ジョワドヴィーヴルを2週に渡って翻弄した調子良さも買いの材料。相手は名手が騎乗する8,12番。
阪神メイン【仁川S】は6番ナニハトモアレ。前走も末脚はいい足を使っているが、明らかに太すぎ。汗取り効果で馬体は絞れるはずで、距離は十分に対応できる。心配は相変わらず鞍上のアンカツだけだが、人気薄の方が気楽に乗れる分いいかも・・・。相手は4,14番。
中京メイン【中京記念】は傾向がわからないが、今日の中京のイメージはダートが先行馬、芝は指し馬という感じに思えた。そう考えると前走メンバー一の末脚で4着に突っ込んだ3番ダンツホウテイで何とかならないか。前走は出遅れたが、器用な脚もあるし、ここ3戦着差ほど負けておらず、一発を期待したい。鞍上の吉田豊は今日も中京で乗っており、馬場の感覚も摑んでいる筈。相手は17,1番。
そういえば最近の注目はオセロの中嶋。今週は法廷に現れるどうかに注意が注がれた。「ホウテイ」の文字に・・・。
昨日書いたように5名の新人騎手が今日デビューし、栗東の中井裕二(長浜博之厩舎所属)が、中京8Rを1番人気のニシノマナザシ(栗東・須貝尚介厩舎)で制し、勝ち上がり同期一番乗りを果たした。中井は、中京3Rのデビュー戦でも、3番人気のギルドマスター(長浜博之厩舎)に騎乗して3着と気を吐いた。明日は中京3Rの1鞍を予定しているが、全く人気薄。これをもってくると凄いが・・・。