プロ野球が開幕して1ヶ月半が過ぎようとしているが、僕はふと或る事が気になっている。それは昨秋激闘の末、北京五輪出場を獲得した『星野JAPAN』の投手陣がダルビッシュ、岩瀬の強心臓コンビ以外、今年の出脚が悪いということだ。
一番いい例が上原で、星野に「たいした者だ」と言わしめた男が現在2軍落ちとなっている。ストレートは走らないし、フォークの落ちも悪い。また投球の幅を広げようとしてマスターしたシュートがストレートにシュート回転を与え、痛打を多く浴びている。また、中日のエース川上も一昨日1軍で勝利を挙げたが、スピードが出ず、カットボールの切れが悪く怪我以外で初めて2軍落ちを経験した。
アジア予選で先発した若手3本柱にしてもダルビッシュを除き、やや出脚としては躓いた感がある。西武・涌井は開幕戦、先日のダルビッシュとの投げ合いは凄く、現在もそれなりにエースの存在感は示しているものの、好調のチームにあって早くも3敗を喫しているのは本人としても悔しいだろう。またロッテ・成瀬は昨年たった1敗だった成績が、早くも2敗を喫し昨年の安定感がない。またそのロッテの開幕投手を担った小林宏に至っては現在1勝5敗で防御率も5点台と散々たる数字である。
一方、抑え投手では日本人投手最高年俸の中日・岩瀬はさすがにそこそこの成績を残しているが、阪神・藤川の方はセーブこそ12セーブを挙げているものの、本人初のサヨナラ本塁打を喫するなど、らしくない姿が時々見られる(残りのベンチ入りはアマチュアだった長谷部だが、彼はキャンプで故障してまもなく1軍に上がってくるらしい)。 まぁこのように見ていると、彼らに昨年シーズンオフの激闘が大きく影響を与えているのではと思わざるえない。しかしそんな中ダルビッジュ、岩瀬に関しては日本シリーズまで戦ってのこの実績だから“凄い”としか言いようがないし、アッパレ!である。
いよいよ8月には北京五輪本番が待っている。僕は、多分小林宏以外は確定(小林宏は夏にめっぽう強いが・・・)だと思っているのだが、あまりに調子が悪いと・・・。これから2ヶ月彼らの活躍に注目したい。
今日の競馬は三戦全て惨敗。恥ずかしい限りであった。まぁそんな中、僕が持っている愛馬が2着となり、ようやく未勝利脱出に視野が広がった。それまで全くレースをしていなっただけに嬉しい好走。競馬は負けたが今日は何となくそれだけで満足している自分がいる。それでも反省はしなくてはならず、今日の重賞を振り返る。 まずは京都で行われた【京都新聞杯】。勝ったのは岩田康誠騎乗の2番人気メイショウクオリア (牡3・西橋厩舎)。中団追走から直線に向いて脚を伸ばし、9番人気ロードアリエスにアタマ差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分18秒4。さらにアタマ差の3着には逃げた6番人気マイネルローゼンが入り、1番人気のブラストダッシュは好位追走も5着に、僕本命のフィッツロイは直線伸びたが6着に終わっている。勝ったメイショウクオリアは元々力のある馬だったが、前走から折り合いがつき、馬込みでも我慢できるようになった。今日も馬込みでじっと我慢して直線では楽に抜け出した。強いというより競馬上手という感じで、今日のような馬場も上手い。距離は延びても大丈夫で、【日本ダービー】でも馬場が渋ればおもしろい。2着ロードアリエスは3走目でこの走りは立派で将来性もあるが、残念ながら2着の賞金では【日本ダービー】出走は難しそう。5着ブラストイダッシュはパンチ力不足だし、6着フィッツロイはこの馬場であの後ろの位置では・・・。まぁ力不足でもあろう。
勝ったメイショウクオリアは、父マンハッタンカフェ、母アンノウンウォーターズ(父Rahy)という血統。昨年12月のデビュー戦(阪神・1800mダート)を制すと、続く【ラジオNIKKEI杯2歳S】も3着に好走。今年に入って【きさらぎ賞】10着、続く3歳500万下(阪神・1800mダート)も4着に敗れたが、前走の【ムーニーバレーRC賞】で2勝目を挙げていた。通算成績6戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の岩田は先週の【天皇賞・春】のアドマイヤジュピタに続く今年のJRA重賞6勝目で、通算17勝目。管理する西橋豊治調教師はプリモディーネで制したなんと’99年【桜花賞】以来約9年ぶりのJRA重賞制覇で、通算では3勝目となった。
一方、新潟で行われた【新潟大賞典】は、川田騎乗の3番人気オースミグラスワン (牡6・荒川義之厩舎)が、最後方追走から直線で大外に持ち出されると、推定上がり31.9秒の末脚で鋭く伸び、6番人気マンハッタンスカイに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分58秒5(良)。さらにハナ差の3着には7番人気フィールドベアーが入った。1番人気ブライトトゥモローは11着、2番人気サンライズマックスは8着、僕本命のトウショウヴォイスは12着にそれぞれ敗れた。勝ったオースミグラスワンは一昨年の勝ち馬だったが、その時以上の強さを今回魅せた。上がり31.9秒はなかなかでない。とにかく良馬場なら斬れる馬でここまで完全復活すると秋が楽しみだ。2着マンハッタンスカイははレースぶりが安定してきたし、強くなってきた。今日にしても良く粘っているが、重賞を勝つまではもうひとつレベルアップが必要だろう。3着フィールドベアーも直線良く粘っていた。正直僕はこの馬がここまで走るとは思っておらず、ノーマークであった。恥ずかしい。僕本命のトウショウヴォイスの凡走理由がわからない。ハンデも軽いし・・・。JRAのハンデキャッパーはやはりこの馬はこのくらいの強さしか思ってなかったのだろう。脱帽!
勝ったオースミグラスワンは、父グラスワンダー、母ホッコーオウカ(父リンドシェーバー)。半姉にオースミハルカ(父フサイチコンコルド)がいる血統。’04年10月のデビューから中距離戦を中心に勝ち星を重ね、’06年【新潟大賞典】で重賞初制覇。その後は勝ち星から遠ざかっていたが、2走前の【大阪城S】で久々の勝利を挙げていた。通算成績26戦7勝(重賞2勝)。
鞍上の川田は先週の【青葉賞】のアドマイヤコマンドに続く今年のJRA重賞4勝目で、通算9勝目。管理する荒川義之調教師は昨年の開業以来初のJRA重賞制覇となった!
では前置きが長くなったが、明日の予想。まずは東京で行われる【NHKマイルC】。本命は15番ファリダット。父はこのレースと相性のいいキングマンボ。重馬場も上手く、鞍上も豊だし、枠も揉まれない外枠でいうことなし。母を考えるとマイルまでの距離がいいだろうし、ここは自信の本命。相手は一昨年のロジックと同じアグネスタキオン産駒の9番ディープスカイ、父がこのレースを制している5番ブラックシェル、そしてとにかく買っておきたい牝馬6番エイムアットビップの3頭が中心だが、何が来てもおかしくないレース。全ての馬に流す。他のレースでは京都11R【都大路S】。本命は人気だが11番トーセンキャプテン。前走は負けて尚強しの競馬。怖いのは2走ボケだが、ここで負けるわけにはいかない。東京12R【丹沢S】は1番メンデル。ここは有力馬に追い込み馬多く、単騎逃げができた前走が強かった同馬が面白い。重馬場もいいし、東京も走る。馬券的には昇級戦の今回が狙い目だ。
競馬評論家の井崎さんが“栄倉奈々馬券”で7枠が絡むと【東スポ】に書いていた。僕の本命も7枠なので嬉しい情報だが、僕は別な角度で7枠は怪しいと思っている。それは“篤姫馬券”である。まずは篤姫は13代将軍家定公の御台所となった。13番はセッカチセージ。種牡馬をみると“アッ”ミラーレとある。臭い! そういえば14番ダノンゴーゴーの橋口調教師は鹿児島出身、15番ファリダットの母ビリーヴは10勝で島津藩の家紋は十字だ。そして篤姫が絡んだ徳川家は13~15代慶喜公までである。つまり枠の7-7は買っておこうと思うである。