「淑子さんうるさいよ!」
8月16日にゼンノロブロイが出走した英国・ヨーク競馬場【第34回インターナショナルS】(3歳上、英GⅠ・約2,080m)の中継をグリーンチャンネルで観ていたときのことである。レース後半にさしかかり、4コーナーで7頭が直線に向いて「これから!」と思ったところで、突然映像が途切れるアクシデントが起きた。その後音声だけの中継となったのだが、映像が途切れたスタジオは大慌て。特にMCをやっていた鈴木淑子さんは突然の出来事に謝罪の言葉を並べる。テレビ番組のMCとしては当然の対応なのかもしれないが、実況を担当しているのは「ラジオたんぱ」のアナウンサー。十分音だけでレース状況はわかる。しかしその実況までが聞こえない。そう淑子さんはあまりの突然の出来事に、謝罪の言葉でその実況まで聞こえなくしているのだ。文頭の言葉はその途中での怒声。まぁなんとかゴール寸前の実況は聞き取れたのでゼンノロブロイが2着に敗れたのはわかったが、なんか釈然としない気持ちだ。ただこの日はこれだけではなかった。レース終了後、多分勝ったエレクトロキューショニストの調教師だと思うが、その人の喜びのインタビューが流されていた。その映像をみて淑子さんが「この方が誰かわかりませんが、インタビューの映像です(後で調教師の方だと思いますがと付け加えたが)」と説明。しかしその内容は通訳もされず、結局何を言っているのかわからない。ただただ嬉しそうなオッサンの笑顔だけが流れたのであった。まぁこれは淑子さんだけが悪いのでなく、現場すべてが混乱して起きたことなのだろうが・・・。さらに後に流されたゴール前のVTRのときもまだ淑子さんのパニックは収まっておらず、映像の上からお詫びの言葉&結果を被せている。思わず「またかよ!」僕はそう口にすると、あまりのドタバタ劇に最後までその番組を観る気にはなれずテレビのスイッチを切った。今回はグリーンチャンネル側にしても予期せぬハプニングだったのであろう。しかし日本中の多くのファンがどれだけロブロイの走りを心待ちにしていたのも確かで、そうと思うとMCの人選を含めてグリ-ンチャンネルの責任は大きいのではないだろうか。受信料も取っていることだし・・・。
グリーンチャンネルの悪口ばかり書いていてもしかたないので、少しレースにも触れる。スタートから5,6番手でレースを進めたロブロイは残り400mあたりから外めに持ち出す。それを待っていたようにロブロイをマークしていたキネーン騎乗のエレクトロがロブロイのさらに外に出し追う。7頭だてながら5頭横一線の叩き合い。最後はエレクトロにロブロイがクビ差差されてしまった。しかし豊にとっては最高の騎乗であった(鞭“使いすぎ”で騎乗停止になったが)。追うタイミングも良かったと思う。ただただ馬場適性が少しだけ足らなかった・・・惜しい2着。勝てなかったのは残念だが僕は大健闘だと思う。関係者の皆様どうもお疲れ様でした。
では明日の予想。まずは新潟8Rの13番シンシアー。僕がPOG(競馬ブック)で獲っていた馬である。素質馬で間違いなく上までいける器。狙いは休み明けの今回だ。同10R【新潟ジャンプS】は穴狙いでいく。ダンスインザダーク産駒12番タマモディスタイムが本命。血統は勿論だが、57キロと平地の脚は魅力あり。NT産駒も少々は買う。小倉からは休み明け2頭を狙う。9R【豊前特別】は9番メイショウホウオウ。骨折明けだが1000万では力は上だ。10R【西部スポニチ賞】は10番ゴージャスディナー。今年1月に同条件を勝っている馬で小倉絶好調の瀬戸口厩舎なら無視はできない。札幌の1200mはSS産駒が美味しい。よって10R【まりも特別】を抜擢。普通なら5番ブルーフオブラアヴだろうが、人気的には11番トウカイボナンザが面白い。鞍上が思い切りのいい藤岡に代わり、ギリギリ追い出しを待てれば一発は十分考えられる。
高校野球決勝には京都外大西と駒大苫小牧が勝ち残った。僕が本命と見ていた大阪桐蔭は苫小牧に惜敗。ただ辻内、平田と十分に甲子園を湧かせてくれた。決勝に残った京都外大西、苫小牧は1試合ごとに強くなってきた(宇部商もそう)チームである。とにかく明日の決勝はいい試合を魅せてもらいたいものだ。苫小牧有利かな!?