風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

シャンティ国際ボランティア会40周年

2021-10-10 | 世界・平和


私がシャンティ国際ボランティア会(SVA)の
維持会委員になってからもう20年になるのかな?
ってことはSVAの歴史の半分ほどになる。

きっかけは、SVA主催のアジアこども文化祭に
我々上根子神楽の子たちが日本代表として参加したこと。
当時、SVAのことをいろいろ知りたくて
主催者側の方々といろいろ話をしたのだが、
聞いてみると幹部がみんな私と同年代の方々ばかり。
どうやら彼らが大学時代に、
カンボジア難民キャンプの支援を行ったことがSVAの元であり
その時のメンバーが主要スタッフであることがわかった。
その頃、同じように大学生だった私は
毎日のんべんだらりとした学生生活を送っていたのだが
もしかしたら教室の隣に座っていた学生が
そんな活動をしていたのかもと思うと自責の念に駆られた。
せめてその時からでも、できることで微々たる支援でも・・・と
さっそく維持会員になり、毎月の維持費を納めてきた。

今の私の仕事はコロナの影響でしんどい。
でもSVAの維持会員だけはできるだけ続けていきたいと思う。
そんなことを考えていた数日前
SVAの機関誌に40周年記念事業のチラシが同封されてきた。


かつてはタイ、カンボジア、ラオスのスラムに暮らしていたり
少数民族だったりしたために教育に恵まれない子たちへの支援を
現地事務所を中心に行ってきたSVA。
今では活動の地域を広げたミャンマーやアフガニスタンで
政治情勢、治安情勢がかなり悪化している。
子どもたちへの教育支援と同時に
現地からの情勢報告もまた貴重な情報として受け取っている。

国際支援の仕事は、上から目線で援助することではない。
ましてODAのように金だけ出せばいいわけでもない。
(ODAの場合、結局その金はほとんどが日本企業に入る)
「並んでともに歩く」ことをSVAから教えられた。
例えば、女性たちの生活支援のために
手作り雑貨を買うという支援の仕方(クラフトエイド)がある。
それは「買ってあげる」のではなく
「自分も気に入った買い物をする」ことによって
結果その人たちの生活にゆとりをもたらし
学校へ行けるこどもたちを増やすことにつながってくる。

ということで、
今回も同封されてきた、それらのカタログをじっくり眺める。




もちろんネットでも購入も可能。
少数民族の伝統的な文様の刺繍や色使いはとても美しい。
私はアカ族、リス族のデザインがとても好きだ。
興味を持たれた方はぜひどうぞ。


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