朝、NHK BS4Kで朝ドラを見ようとすると
その前の5分間「名曲アルバム」という番組も見ることになる。
クラシックばかりじゃなく、民謡やロックなどの名曲も
その曲にまつわる映像と解説を含めて流れてくる。
先日はクイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」だった。
これというジャンルの音楽が好きということはあまりない。
フォーク、ロック、ポップス、R&B、ジャズ、
クラシック、ラテン音楽、民謡、ワールドミュージック・・・
いろんな音楽を好んで聴いてきた。
もちろん音楽全てをオーソライズできるわけもなく
知らない曲、知らない音楽もたくさんあるだろう。
しかし、分け隔てなく聴いてきた自負はある。
しかし、オーケストラなどの大編成のクラシックや
ブリティッシュロックを実は通ってきていない。
クラシックならショパンや小編成の室内楽などが好きだし、
イギリスのロックでもブルースベースのクラプトンや
ローリングストーンズ、ヤードバーズ、
ジミヘン(彼がブリティッシュかどうかは意見が分かれるが)は
割と好んで耳にしてきたが、
ヘビメタ、パンク、プログレッシブなどは通ってこなかった。
何が違うんだろう。
リズム?メロディー?構成?
土の香りがするアメリカンロックは好きだけれど
だからといって日本のシティーミュージックはアーシーではない。
ラテンのリズムは好きだが、一方でバラードも良い。
シンプルな音楽が好きかというと、一方でジャズも好きだから
それが惹かれるポイントではないだろう。
自分が音楽のどんなところに惹かれるのかわからない。
あえて言うなら、
ひとりひとりの演奏者、ひとつひとつの楽器の音が
ちゃんとわかり、聞こえる音楽が好きなのかもしれない。
「ボヘミアン・ラプソディー」をはじめとする
よく耳にするクイーンの曲を好んで聴いた記憶がないのは
その音の構成が難解だからなのかもしれない。
でもね「名曲アルバム」のように映像とともに聴くと
案外すんなり耳に入ってくるんだよね。
音楽において視覚もまた大事なんだろうな。