風人堂への、自分の出品本の補充のため
納戸にしまっていた本を出してきた。
その中にこのシリーズが。
もちろんセット販売することとして
販売書棚に収めてきたのだが・・・
その前にちょっと1冊ざっと読んでみる。
いいな。とてもいい。
特に1巻は刑務所や少年院などが舞台なのだが
そこにひとりひとりの人間の生き様がある。
必死に生きてきたひとのギリギリの犯罪。
憎んでも憎みきれない親子の情。
若い頃の打算と、自己犠牲の愛情。
人間って哀しいけど、人と人との繋がりは
いいものだなと思わせてくれる。
浅田次郎さんの小説に似たものがあるよね。