風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

着物

2023-03-02 | 文化

昨年暮れのこと。
何か掘り出し物はないかなと、花巻市内の中古屋に
ちょっと空いた時間に、ぶらりと行ってみた。
服や楽器、カメラ用品、オーディオや家電などを見たあと
着物コーナーに行ってみた。
なんと年末セールで3割引とのこと。
とはいえ男物はとても少なく、
なおかつ昔の人は小さいので私のサイズは大抵見つからない。
小物でもないかなーと探していたら
羽織までセットになった単のウールの着物を見つけた。
肩で合わせてみると、当然のことながら丈が短い。
「だよねー」と思いながら見頃をよくみると、丈が詰めてある。
詰めた長さと、欲しい丈を鑑みると、なんとかなりそうだ。
値段はなんと羽織までセットで3,800円、3割引で2,660円。
おまけに花巻市のPayPay20%ポイントバックで2,128円。
以前から欲しかった単の着物が羽織付きでその値段。
ラッキーなんてもんじゃない。
もちろん瀬川京染店で丈伸ばしをお願いして9千円ほどかかったが
これもPayPayが使えたので、合計1万円弱だった。

元々着物が好きだ。
もちろん神楽で着慣れているということもあるが、
東京単身赴任時代は着流しで下町散歩したりしていたし、
お茶も習っていたので初窯には着物だった。
東京時代にお世話になったりっきーさんから
お父さんが着ていたという大島のアンサンブルをいただいたり、
壊してしまう蔵にあったインバネスをいただいたり、
戦前亡くなったという伯父の袴を親戚から譲られたりしていたし、
自分でも洗える着物や着物コートをネットで買ったり、
浅草の中古屋で陣羽織を買ったりもしていたので、
ある程度困らないぐらいは持つこととなった。
(ホントは夏に備えて絽も欲しいし、紋付羽織もあると便利)

ただね、どこへ行くにも歩きの東京とは違い
車社会の花巻ではなかなか着る機会がない。
以前は飲み会の時にたまに着て行って行ったりもしたが
そういうシチュエーションの飲み会も近頃はご無沙汰。
せっかく買ったことだし、
着物を着てのまち散歩・・・考えなきゃなー。
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