風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

イントロだけで当時の景色が見える曲

2023-03-01 | 音楽
佐々木幸男さんの「君は風」は
高校2年の時のラジオ番組「コッキーポップ」で
一時オープニング曲として毎日流れていた。
将来への漠とした不安、文筆修行のための都会への憧れ。
部活などに青春を満喫していた同級生たちへの後ろめたさ。
とにかく毎日文庫本を買ってきて読みながら
ラジカセのイヤホンから流れるこの曲に耳を澄ましていた。


同番組のオープニング曲は数ヶ月で変わった。
「君は風」の前だったか、後だったか
いずれ高校2年の6月ごろはこの曲だった。
八神純子さんが、自作の曲じゃないために歌うのを拒んだとか。
でも、オリジナルよりポップなアレンジで歌われたこの曲は
彼女の澄んだ歌声がよく合っていた。


もちろんデビュー曲?となった「思い出は美しすぎて」も
サンバのリズムに艶っぽいギターのイントロが印象的。
これもまたオープニングに使われたはず。
2曲も選ばれた八神さんもすごい。


そして、全くジャンルは違うけど
NHK-FMの番組「クロスオーバーイレブン」のオープニングで
これまた耳に残っていたのはコーネルデュプリーのこの曲。
「これはなんという曲なんだろう」と思い
よく行っていたジャズ喫茶のマスターに教えられたのも懐かしい。
あの店エル・グレコの熱々のコーヒーまで目の前に蘇る。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンパンマン大図鑑 | トップ | 着物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

音楽」カテゴリの最新記事