「ある人たちは 自分と ちがっている というだけで
よその人たちを きらう。そんなことって おかしいよ。
その人たちは 自分たちだって ほかの人から 見れば
ちがってるって ことを わすれているんだ。」
「ほらね わたしたち みんながみんな それぞれ
こんなに ちがっているって すてきでしょ?」
子どもの頃からこういう価値観に触れることの大切さが
今一番忘れられているのかもしれない。
これを知ることこそ知性の第一歩。
どんなに学校の成績が良くても、社会的に偉くても、
人間として最も大切なこのことを身につけていないと
知性を持っているとは言えないんじゃないかな。
知性を持つひとびとは争いを避ける術を考える。
うちの孫たちが本を読めるようになったら
この本をプレゼントしよう。
「せかいのひとびと」ピーター・スピアー:著 松川真弓:訳 評論社