風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

今朝感じた薄気味悪さ

2018-05-28 | 世界・平和


この写真は今日の朝刊のラ・テ欄。
何か気づいてもらえるだろうか。
特に各局昼間に並ぶ情報バラエティーの部分。
ひとつのニュース一色だ。
これを見て、朝から暗澹たる気持ちになってしまった。

他に何もニュースがないのならまだ話はわかる。
しかし、働き方改革法案強行採決や米朝首脳会談に行方、
加計理事長による驚きの「ウソ報告」発言や
先週末の長野の震度5強地震だってあまり報道されていない。
それだけ重要なニュースがあるにもかかわらず
各局一斉に同じニュースを取り上げるというのは
一体どういうことなのだろうか。
気味悪くすら感じる。

悪く解釈すると、
放送各局への圧力の存在すら想像してしまう。
都合悪いネタを取り上げられては困る人たちから
視聴者の視線を別のネタに向けさせるやり方。
圧力が仮になかったとしても、
放送局側の方に政権に対する、いわゆる忖度があったとか。
そこまで想像力を働かせないとすれば
それはそれで大変な問題だ。
米国大統領や、最近の首相にも言えることだけれど
世界的にポピュリズムが跋扈し始めている。
日本語にすると「大衆迎合主義」とでもいうのだろうか。
報道側にも大衆に(視聴者に)元号する風潮が
それも民放が一斉に揃って蔓延しているとすれば
報道機関ですらもうなくなっていることを意味する。

昨日、この話題に関してのネット上の炎上について書いたが
それに火を注いでいるのはマスコミではないか。
ニュースソースがよくわからず、デマも飛び交うネットと
圧力or忖度と視聴者迎合の電波媒体だけでは
もう正しい情報を得ることはできないのではないかと危惧する。
こんな状況だからこそ、新聞や本などの紙媒体の役割が
より一層重要である気がしてならないのだ。
コメント
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