風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

釜石にて

2012-07-16 | 






市立鵜住居幼稚園。
鵜住居地区は海のそばに街があり
昨年の津波でほぼ全滅状態。
三陸鉄道の駅があった場所も
ホームと思われる盛り土があったぐらいで跡形もない。

駅前にあった幼稚園は
津波に遭ったまま手付かずで残っていた。
周囲の家々も土台しか残っておらず
街そのものが廃墟になっていて
1年以上経った今もこの建物はまだ片付いていない。
2階まで波が来たらしく
バルコニーの鉄柵が飴のように折れ曲がっている。
教室の天井に小さな靴下が引っ掛かっていた。

ここでは先生2人と園児3人が亡くなった。
コメント
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