香川県は 丸亀市と高松市や坂出市に、ときどき交誼している企業や友人・知人がいるが、この度の旅は”小豆島”に限った。イサム・ノグチ庭園美術館や東山魁夷せとうち美術館や沙弥島(万葉の島)などは、割愛した。またの機会にしたい。
瀬戸内海には、約700余の島がある。広島県(142)、岡山県(87)、兵庫県(57)側に所属する島が約290ほどあるが、愛媛県(133)、香川県(112)、徳島県(24)など四国の瀬戸内側にも 約270ほどある。瀬戸大橋から入る坂出市、高松市、丸亀市あたりに面した島でさえ、約100もある。
小豆島は、高松市北東沖約20kmに位置する香川県最大の島で、瀬戸内海最大の島・淡路島に次いで 2番目(面積)の島。人口約2万5,000人の島で、高松市にも坂出市や丸亀市などにも所属しない”小豆郡"に属し、小豆島町と土庄町の2町からなる。島の地勢や火山岩類や岩相などの特性は、ここまでの”旅の記”(1)(2)(3)(4)(5)に 記したとおりである。
瀬戸内2番目の島とはいえ 周囲海岸線長130kmの小島だが、”讃岐三白”(小麦、塩、砂糖)に恵まれ、醤油・ごま油・そうめん・佃煮およびオリーブなどの生産が盛んで、”食の宝島”(ブラタモリ)などとも紹介される。しかし、自分にとっての島の印象は、石の島。火山岩やサヌキトイド成層がもたらす玄武岩や角礫岩や花崗岩がもたらす”美しい”石の島だ。