東日本大震災(2011年3月11日)から十一年の日に寄せて－合掌！

きのう(3月10日)は、あの東京大空襲(1945年3月10日/終戦5ヵ月前)から77年(人災忌)だが、きょう(2022年3月11日)は、あの東日本大震災(自然災害)から十一年の日。十年目の2021年2月13日の深夜にも 震度６強の福島沖発東北地方での激震があった。何故 この時期(3月前後) 大きな地震（災害)が起るのか？きょう(2022/3/11)から丁度一年前の前記(福島沖)東北地震も、この国観測史上最大級のマグニチュード９の東日本大震災に匹敵するような震度6強マグニチュード７。

大きな津波や原発事故の重なりがなかった分 救われたが、震源近くの東北地方からこの東京あたりまで、道路のり面の崩落や崖崩れおよび家々の棚やコンビニ棚の商品などの崩れが報告された。十一年前の大震災(東日本)や ここ1～2年で よく経験した地震などに紛れて ”慣れ”感が身についているからか、それなりに過ぎた。

それ以上に、この1～2年の世の中は コロナ禍の不安や政治禍など、喧噪に過ぎた。新型コロナウイルスの感染拡大の収まりや終息が見えないこと。繰り出す政府や行政の後追い施策やその場しのぎ感が拭い切れない。総務省や農水省の官僚たちや政治家の振る舞いの醜さや繰り返す欺瞞答弁。さらには、コロナ医療体制のひっ迫や保健所や自治体のプアなスタッフ体制などに、命や生活の安心が得られないことなどに ストレスが高まる国民市民です。

新型コロナウイルス感染のパンデミックが世界に拡大している最中の ロシア・プーチンのウクライナ侵攻戦争。侵攻から10日や2週間経っても、終戦はおろか休戦や停戦の兆しも見えない。そのような世界情況の中、わが国国内でも大国ロシアや中国の覇権主義的横暴への不安に加え、コロナ禍や物価経済や原油原料不安に重ねて 十一年経ても 福島原発事故の放射線処理や住まいへの帰還すらできていない。

それにしても多い日本の地震や自然災害。前述の3月(東日本・・）や2月(福島沖・・)や1月(阪神・・)の大地震などは、冬から春への季節への変わり目なのかも知れないが、7月(西日本や伊豆山)の豪雨や8月(台風)9月(関東大震災)などは 夏から秋への季節の変わり目なのか？ 気になる。・・・合掌！

どうします？ 岸田総理やコロナ担当大臣はじめ政治家のみなさん。東北大震災の十一年忌法要に手を合わせて終わりですか。新型コロナウイルスとオミクロン、BA.2などへの対処とウクライナやロシアへの対応など大変でしょうが、東北大震災や原発事故への復旧復興や原発の汚染水・汚染土および燃料デブリの処理などにつき、ガンバッテください。お願いします。

世界全体の(累計)コロナ感染死者が600万人超！デンマークやシンガポール一国の総人口を超えた。パンデミックが収まらない！！

新型コロナウイルスのパンデミック宣言(’20年3月11日)から丸一年後の世界(全体)のコロナ感染者累計は、約2億人同死者260万人を超えた('21年3月13日)。そして又一年過ぎた2022年3月8日、パンデミック宣言から二年経った世界のコロナ(デリタ株/オミクロン株)感染者累計は 4億4,600万人で、同死者(累計)は600万人を超えた。

世界のコロナ死者総計600万人という数字は、デンマークやシンガポール一国の総人口(580万人)を超え、レバノンやリビアのそれ(670~680万人)に迫る。これら規模一国の総人口に見合う人々が、この2年間に(コロナ感染で)亡くなったことになる。同時期(この2年間）の一国のコロナ感染による死者数が100万人と世界一多かった国は、アメリカだ。

翻って この一週間(2/28→3/7)の感染状況の変化をみると、世界全体での一日(3.7/2.28)の感染者数は11％増に対し、日本(全国)は29％減。同各一日の死者数は 世界全体7％増に対し、日本は40％減。このところ(3月上旬)の日本のコロナ感染状況は、世界の他国のそれより”拡大抑制”が奏功しているように見える。

2022年2月28日、全国の感染者数51,350人だったものが、3月7日は37,080人と28％減少。同各一日の感染死亡者数は 全国で198人が121人と39％の減少。東京都は感染者数9,630人が5,370人に、神奈川県は6,400人が5,620人に、大阪府は4,630人が2,035人に、北海道も1,600人が1,100人に低減し、同死亡者も東京が28人が18人に、神奈川は8人が11人に、大阪は11人が9人に、北海道も11人が6人に少なくなっている。

ただいま 3月21日まで、いわゆる”まん防”重点措置中。オミクロン株やBA.2 にあわせ、ワクチン接種の加速と感染拡大抑制行動を強めてほしい。

日本の(累計)感染者が500万人を超え、一日(2/28)の感染者が5万人を超えた！

2022年2月28日の世界(全体)総感染者は 4億3,500万人、同日の新規感染者は100万人を超えている。わが国の総(累計)感染者(500万人)は世界全体の1％強、同新規感染者(5万人)は世界の5％と、このところ感染重傷者や死者が相対的に高い。コロナ(オミクロン)感染拡大が少し収まってきたようだが、まだまだ感染者拡大がピークオフに入ったとは言えそうもない。

令和4年1月28日 8万人を超えた新規感染者(死者40人前後)だが、一ヵ月後の2月28日の新規感染者は 5万人(累計501万人)、死者200人の状況。この一ヵ月(1/29~2/28)の感染者増加は 240万人、一日平均にして8万人の新規感染者だからして 決して漸減傾向に入ったとは言えない。特に この間の死者は4,930人増加で一日平均160人を超える。オミクロンだけの事由ではない。むしろ、第3回目のワクチン接種の大巾オクレと言えそうだ。

一ヵ月前の主な世界の新規感染者(1/29)数をみると、米国の新規感染者63万8,900人(死者3,830人)、ブラジル26万800人(死者780人)、イギリス8万9,320人(死者280人)、フランス35万3,520人(死者260人)、イタリア14万4,350人(死者380人)などで、世界全体でみると1月29日の新規感染者合計は373万1,820人(死者1万2,600人)。そして、一ヵ月後の2月28日の新規感染者数だが、世界全体は102万4,000人(死者4,350人）と、1/3に低減している。

2022年2月28日のわが国の一日の新規感染者は 5万1,000人(死者200人)と、ヨーロッパ各国の感染状況に近いレベルではあるが、人口比でみると欧州各国より概ね一日の新規感染者数で人口100万人当り100～200人ほど多い(特に、東京・神奈川など）。