2022年3月18,19,20日の二泊三日の「小豆島」への旅の記を拙速で(1)(2)(3)とまとめてきたが、私自身が巡訪しなかったり 旅程に入れなかったりした観光地も多い。寒霞渓や銚子渓の自然動物園”お猿の国”や国内最大の老巨木シンパク(真柏)および八十八ヶ所霊場第54番札所宝生院など。
その代わり、自分にとっての”発見”も多い。まずは、崖石や石垣も含め美しい石や岩などを多種観賞できたこと。加えて、自然石や切丁石や岩石などを配した池と草木の山水庭園づくりに触れたこと。そして 何よりも大きな収穫は、「TY氏骨董美術品コレクション」ルームで拝見した”宝”。
いわゆるTY氏収集の美術骨董品の”目玉”は、何百点にもなろうかと思う中国の陶磁器類や青銅器類。大小の飾皿や壺や花瓶類および茶器類。説明によると、多くが唐代も含む宗朝時代から明朝時代の陶磁器類および青銅器など。
これらとは別に収納箱に収まっている美術骨董品が”硯”。大きいものは、畳半畳ほど。小さいものは 手の平サイズ。何重にも重なった透かし彫り模様の大小の硯から 美しい石紋や色・形のものまで多彩な硯。実用性を超えた美術品が多い。多くが唐代から明朝代採掘の老坑など坑名の入った端渓硯や古端渓硯のようだ。(2022年3月19日 午前10時半)