吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

平成終わりの「1~3月」ー私撰俳句月五句

2019年04月16日 | Weblog
◆ 一月: ・光る朝 喜寿を寿ぐ お節かな ・初相場 米中GAFAの 乱高下
・初雪や 着物の裾の スニーカー・運針を したことも無し 針供養
・水涸るる 小川の蛙 声嗄るる


◆二月: ・柊も 鰯も無しや 節分会 ・限界村 枯れ大木の 寒鴉
・雪の朝 ペンギン歩きの 会社人 ・水凍る 池江璃花子の 白血病
・鍬肩に 背伸ばす老父 雨水晴れ


◆三月: ・傘寿喜寿 二人暮らしの 内裏雛・里山や 椨の根元の 二輪草
・汚染土の 行方不明や 仏の座 ・風さやか 脱いだ上着に 花一片
・平成の 踊り場論議 春の蠅


※ 平成の終わりのころの世情やお天気など、皆さんの記憶に違わなかった でしょうか。お役に立てたなら幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする