吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

春告げる花ースイセンやクリスマスローズの閑話

2019年04月27日 | Weblog
冬の寒さに耐え、春に咲く花の代表はチューリップ。白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、黒、緑、褐色など色々多彩。この春花の王者チューリップは、春真っ盛りに咲くが、このチューリップより早く春を告げる球根花がある。2月から4月にかけて、春を告げて咲く水仙やクリスマス ローズだ。厳しい寒さを耐寒するためか、チューリップや水仙やクリスマスローズなどの球根は、そのほとんどが”毒”だ。


中山間地などの庭先によくみるスイセンは、イノシシなどの獣害対策。その強力な鼻先で庭や畑や土手などを穿るイノシイなどを退けるためだ。アルカロイドなる毒性球根のスイセンは、雪中花とも呼ばれる。日本全国に植栽されているが、主に東北地方や能登半島などの少し寒い地方に多い。ニホンスイセン、ラッパスイセン、フサザキスイセンやキスイセンなど、皆春を告げて咲きほこる。


スイセンと同じ時期、2月~4月にかけて広く家々の庭先に地植えで咲くクリスマスローズは、雪起こしなどとも呼ばれる。このクリスマスローズの球根にも、ヘレボラスなどという毒性がある。ヘレボラスとは、ギリシャ語で"殺す食べもの”という意味らしい。5~6枚の花弁を、白、紫、ピンクなど色々に咲く。花壇や庭先にも多く植栽されて咲くが、多年草のせいか最近は家庭菜園などの畑横に地植えされて、毎春に咲く。


きれいな花を咲かす山花の根や葉茎も同じだが、花壇や庭先を賑わす多彩な花々の球根には、”毒性”を持つものが多い。気を付けて、きれいな花々を植栽してほしい。
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