吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

常識と良識の迷走選択ー2010年9月の民主党の選択

2010年09月15日 | Weblog
ストップ・ザ「政治とカネ」。国民の常識と良識が民主党に伝播した。迷走イメージが残る菅総理の続投を選択した。民主党の代表選のこの間、小沢一郎氏を支持する声は、日ごとに高まった。ストップ・ザ迷走と腕力イコール・実行力イメージを支持する声が高まったためだ。主張する(?)政策ではなかった。

”クリーン”な政治を標榜する菅直人さんが、政治とカネ問題を抱かえる小沢一郎さんに勝った。リーダーシップ・イコール”力と数”をイメージさせる小沢さんに、ずっと昔の“弱い者味方”イメージ(薬害/厚労省)の菅さんが勝った。”1に雇用、2に雇用、3に雇用”と叫んだ菅総理が、国民の”生活第一”と景気経済への刺激を謳う小沢さんに勝った。

2010年9月14日の民主党代表選挙は、しばらくの菅総理続投を支持した。しばらくの迷走(?)を選択した。選挙期間中の主張は、1に雇用、2に経済、3に弱者救済のように映ったが、どの政策にしても具体的な施策が見えなかった。ひきつづく菅(第二次)内閣は、この間の休業(民主党選挙期間)を、どのように取り返してくれるのだろうか。

つぎの検察審査会および検察や裁判などが想定される小沢さんの「政治とカネ」を、どのように決着させるのだろうか。党員を二分した今回の代表選後の党の”立て直し”をどのようにしていくのだろうか。2011年予算の策定を直近にし、国政と党の結束と、どちらをどのようにすすめていくのだろうか。

おそらく、いままで以上の難題を抱かえた再出発の菅内閣とその政治は、やはり”迷走”を余儀なくされるだろう。当面の景気経済回復への施策や2011年度予算に加え、普天間辺野古移設問題と地方の活性化問題などと、子ども手当や高速道路問題を抱かえる”財源・財政”をどのように政策するのか。難題山積みだ。

リーダーシップだけが解決処方ではあるまいに、この辺で2009、2010年と引き継いだ政治迷走におサラバしてほしい。近い将来への夢と希望をセットしてください。

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