当ブログ(2023年)1月26日号でも触れたが、初春・正月の”祝い花”といえば 元日草や朔日草(ついたちそう)と呼ばれる”福寿草”。初春の”黄色(黄金)い花”といえば 蝋梅を想起する人も多いと思うが、正月の”祝い花”としては ”赤い実”花の千両や万両が有名。
蝋梅(ロウバイ)より 少し遅く開花するサンシュユやミモザなども”黄色い花”の木花だが、どちらかといえば 仲春から初夏の花。春の木花の代表といえば やはり四字熟語っぽい桜梅桃李だろうが、開花順に言えば 紅梅・白梅の梅花や桃の花がきて、李花そしてサクラ(桜の花)だろう。
しかるに、春は 木花だけではない。路傍や野原で”春”を知らせる”春の七草”もあれば、スイセン、チューリップやスミレに ナノハナやレンゲなどもある。雑木林や楢林などの木の下に咲くカタクリや 隣の野山に咲く節分草や雪割草などが、ともに薄紫の花で控え目に春を告げる。
この雪割草や節分草も、春を待って咲く春待ち草花であるが、”春を告げる花”と言えば「雪中四友」の花。水仙、蝋梅、山茶花、梅花だ。何と言っても、真っ白や真っ黄色や真紅などの花々のチューリップやスイセンが、木花の蝋梅や山茶花や梅花の下で春に彩りを添える。
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