吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

今年(2022年)を表す「漢字」(戦)や「四字熟語」(遠客再来)の雑話

2022年12月23日 | Weblog

日本漢字能力検定協会が毎年 (漢字の日)12月12日発表する「今年の漢字」。2022年の「今年の漢字」発表(京都 清水寺の森 清範貫主)の第一位は ”戦”(セン/いくさ、たたかい)。ロシアのウクライナ侵攻や円安、原油高などによる物価高との戦いや収まりを見せない新型コロナウイルスとの戦いなどの世界や巷が回顧される。

つづく2位”安”(アン)、3位”楽”(ラク) からイメージされる人々の願いは「安楽」。4位”高”(コウ/たかい、たかめる)、5位"争”(ソウ/あらそう)は、インフレ・物価高や輸入品高値や調達競争および国家間などの競争に苦闘する経済市場や世の中を想起させる。

ここ5年ほどの「今年の漢字」(第1位)の変遷をみても、近年の日本の世の中がわかる。5年前の2018年の漢字(第1位)は ”災”(サイ/わざわい)。西日本豪雨や北海道胆振地震など自然災害の多かった2018年(平成三十年)が回顧される。2019年(令和元年)の漢字は “令"。その翌年(2020年)は 新型コロナウイルスとの戦いの要の「三密」からの ”密”(ミツ) 。2021年(令和三年)は 2020オリンピックの金メダルと”金”汚職スキャンダルからの漢字”金”。そして 2022年の ”戦”(セン/いくさ、たたかい)だ。

そして2022年12月21日、今年も発表(住友生命保険から)された 今年の創作四字熟語。第1位は 「遠客再来」。”千客万来”をもじった創作熟語で、コロナ規制の水際対策緩和で 遠方(海外)からの旅行客が 再びやってきてくれるように という願いからだという。

つづけて、新型コロナウイルスのデルタ株からオミクロン株やBA.1/BA.5 やその後のウイルス(株種)の変移からの「変種交代」(選手交代から)や「帰省歓輪」(規制緩和から) および「価高食品」(加工食品から)や「高値之玉」(高嶺の花から)など。

とにかく ”漢字”以外にも多様な表現方法や  漢字に加えて ひら仮名/カタ仮名やローマ字などの表示文字が多く、かつ油絵、水彩画、水墨画や線画など多くの表現法を持つ日本は、駄洒落や漫画なども得意とし 落語や川柳などもあって、なかなか面白い民族ではないか。だから(?)楽しい!

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