吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

クルミ(鬼胡桃)の閑話

2020年05月19日 | Weblog
クルミ(胡桃)は、ウォールナッツなどとも言われる(?)ようだが、典型的なスーパーフード。オメガ3脂肪酸や抗酸化物質およびビタミンEやB1やミネラルの他、たんぱく質や食物繊維などカラダに良い栄養素がギュッと詰まったスーパーフード。クルミといえば、一般にオニグルミ(鬼胡桃)。


スーパーフードとしてのオニグルミも特別だが、木材としての良質もピカイチ。胡桃の木の木質は、重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあり、狂いが少なく加工性や着色性にも良いことから、高級家具材や工芸材に適している。わが国で広くみられる胡桃はオニグルミ(鬼胡桃)で、北海道から本州、四国九州まで、広く分布している。


ふる里で子どもの頃、よくした沢歩きや川遊びの川沿いや河原には、よく胡桃の木がみられた。落葉の冬が終わった初春から初夏にかけての胡桃の木は、緑葉の典型。若葉から青葉に変るころは、雄花と雌花を共につける。雄花が終わり雌花のあとに小さな実房をつける頃になると夏。


秋の落葉にあわせて落下する果実を拾い 庭隅の土に埋めて果肉が朽ちたころ、掘り起し実を乾燥させ、金槌や石で殻を割って,身を食すのが楽しい。この時期(初夏)の胡桃の緑葉や雄花雌花の間に遊ぶ四十雀などを眺めて、78年の来し方を想う。


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