少子高齢化が結局 人口減少社会になる。20世紀後半の高度成長が 極まって”バブル”経済社会になった。社会インフラへの投資建設や民間の施設や住宅の建設が急増する。観光地や地方にまで大型ホテルが建ち、リゾート開発が広がる。
”バブル”が弾け、景気経済低迷が長くつづく。バブル期の投資などが負担になり、企業経営の活性化も巧く行かず 倒産や廃業まで出る。バブル期から30年40年経ち、都会や地方のあちこちに“人住まぬ”家が出始めて10年20年、老朽化し廃屋化した無人家が朽ち荒廃した廃屋になる。
四半世紀の景気低迷に人口減少が重なり、観光地や地方への観光需要が低迷する。観光ツアーや顧客が減る。大型観光ホテルや旅館の経営が苦しくなる。そして、廃業が廃墟をつくる。解体や始末も出来ず、経営者が逃避する。地方の町や自治体も国も”手が打てず” 心霊ホテルや心霊スポットを経て、放置される。
何とか残って経営を続けているホテル旅館などが(現在)全国約8万軒あるというが、廃業廃墟になったホテルや旅館などが1%の約800軒ある。この事業環境に”廃墟めぐり”や”ダークツーリズム”が 社会受容されている。あげくの果て 解体・整地などの”始末”が放棄される。
このようなことは 大型観光ホテルや旅館や施設の廃墟問題に限らない。グランピングなどと言って、地方の里山の一部を”5人で500万円で”買って シェア、テントキャンピングなどをする人たち。4~50年の”荒廃”まで持たず、10年少しで”放置”する。おそらく”始末”など考えていないのだ。 ヤメテクレェ!