吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

日本全国の山野に自生し 8-9-10月開花する「吾亦紅」の話

2022年11月10日 | Weblog

花と言っていいのか・山野草といった方がいいのかハテナ(?)の野草花にワレモコウというバラ科・ワレモコウ属の多年草がある。北海道から九州まで、日当たりの良い山野に生育する。吾亦紅。

花期は 晩夏から仲秋の10月。茎を伸ばして成育し分枝した枝先に 円筒状の穂状花序ができ、暗紅紫色の花弁のない可憐な花を たくさんつける。バラ科植物の花とは似つかない形の小さな花を たくさん咲かす。※ 吾も居る 土手を賑わす 吾亦紅

ワレモコウは 吾木香や吾亦紅や我毛紅などと漢字表記され、源氏物語にもみられる古い名前の野草花。いまでは 吾亦紅が一般的ではあるが、少し昔は モッコウ(木香)と似た香りからの連想で 吾木香と記されていた。実際には、そのような香りはしない。

花の形や咲き方に特徴があり、穂の上から下に咲き進むことなどから、ワレモコウの花言葉は ”変化や移ろい”および”もの思い”などといわれる。”花”自らが「吾も亦紅なり」と語っての”吾亦紅”だといわれる。 ※ 野にあって 吾も花よと 吾亦紅

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