11月3日は「文化の日」(祝日)。「文化の日」は「国民の祝日に関する法律」によって定められて戦後出来た国民の祝日。『自由と平和を愛し、文化をすすめる日』。もともと戦前は、11月3日は 明治天皇の誕生日祝いの明治節。「・・・”文化”をすすめる」って何だ?
戦後の日本国憲法が公布された日で、この日(11/3)を「憲法記念日」にしようとしたらしいがGHQなどの反対もあり、「憲法記念日」は発布された日の6ヵ月後の5月3日になり、11月3日は 上記の主旨での「文化の日」になった。
十一月には、一年最後の祝日「勤労感謝の日」(11月23日)がある。『勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに 感謝し合う日』だが、昔は天皇と国民が天地自然の神々に感謝し、収穫を喜び合う「新嘗祭」。国家神道色が強いというGHQの指摘などもあり、前記のような主旨の「勤労感謝の日」になった。
一年の終りの月十二月と半ばの六月には ”祝日”がない。ほかの月には ほぼ一ヵ月に2日や1日の「祝日」がある。元旦と成人の日の一月、建国記念の日と天皇誕生日の二月、三・四月は春分の日と昭和の日の一日づつ、五月は憲法記念日、みどりの日、子どもの日の3日、七・八月は海の日と山の日の一日づつ、九月は敬老の日と秋分の日、十月はスポーツの日。十一月は文化の日と勤労感謝の日で、年間16日の祝日。
これらの祝日のうち年間4祝日は、いわゆるハッピーマンデー制度による”月曜日”祝日。一月の成人の日、七月の海の日、九月の敬老の日、十月のスポーツの日が、その月の3”連休” をつくっている。一年365日中の「土日104日+16祝日」の120日にハッピーマンデーや夏(盆)休みと年末年始などの連休を合わせると、約140日が休日・約225日が勤労日になる。