新型コロナウイルスのパンデミック宣言(WHO)から一年('21年3月13日現在)、世界のコロナ(COVID-19)感染者累計は、1億1,900万人同死者は264万人。パンデミック宣言当時の感染者12万人死者4,300人を知れば、その驚異的な感染拡大に驚くが、2021年に入ってからの3か月のコロナ新規感染者数(世界)は、半減しているという。
これまでの世界の新規感染者数のピークは、’21年1月中旬(米ジョンズ・ホプキンス大集計)と言われ、一日約74万人(死者1.4万人)だったが、3月11日現在の新規感染者数は1週間1日平均約40万人(死者8,500人)になっているという(朝日新聞/2021年3月14日/13版26頁より)。
一年前のパンデミック宣言(3/11)から1~2ヵ月後の世界のコロナ感染状況は、一日平均5万人(死者3,000人)/4月から8万人(死者5,000人)/5月ぐらいだったのが、6月頃になると一日平均16万人(死者5~6,000人)に拡大している。2020年6月28日の世界の累計感染者数1,010万人死者50万人の同時期の日本の感染者総数は、19,000人死者990人であった。
パンデミック宣言から一年経った世界(全体)のコロナ感染者総数は、2020年6月28日の1,010万人(死者50万人)が、1億1,900万人(死者264万人)と12倍(死者5.3倍)になった。同じように見た日本の累計感染者は、45万人(死者8,580人)と感染者で24倍、死者で8.7倍と、世界平均の約2倍の拡大になっている。
ことし1月7日発出した日本の第2回目の緊急事態宣言(2/7期限)が、その延長期限の3月7日になっても解除されず3月21日まで再延長された。上述のように感染(減少)が”下げ止まって”いることと、医療体制逼迫の改善が十分でないことなどが事由だが、国民全体の緊急事態での行動規制要請が、効果していない”慣れ”などが背景にあるとみられる。