令和三(2021)年3月24日は、文字どおり春日さす晴天。南青山5丁目骨董通りは、ふくい望洋楼で谷内田氏との二人軽食ランチ。ふだんより会話を控えめに、軽定食ランチをおいしくいただく。一時間と少しのランチを後にして別れ、私は表参道より千代田線で原宿は明治神宮前駅で下車。二度とないような好天の春日は、一人森林浴散策と明治神宮の正門鳥居をくぐる。
深い緑に混じって天を衝くモミジやカエデなどの落葉樹の若黄緑が眩しい。まっすぐの神宮詣でを後に、明治神宮御苑の散策と北門口より入園。清正井(きよまさのいど)が閉園していると聞いていたが、ネライは深い緑の森林浴だからOKと、さっそく林の小径を隔雲亭や南池へ向かう。コナラやモミジやカエデの芽若葉や背の高い山桜や辛夷を立てるように枝先いっぱいに咲く小さな花楓に、目を休める。
南池(なんち)に沿う小径を花菖蒲田に進む。水のない菖蒲田は、花まだまだの感じだが、ふっくらに葉茎を緑にする菖蒲が希望的に映る。清正井に向かうのを止め、つつじやまを経由する林の小径を逍遥する。ヤマブキやヤマツツジの間々に、紫小花のスミレやヘビイチゴの白花がやさしく咲く。くねくねした林の中の小径を、北門出口にむかう。
御苑北門出口から明治神宮本殿に参詣し、代々木方面に向かう。欝蒼とした深緑の大木と間をうめるアオイや灌木の緑に目線を取られ、やさしい薫風を頬に受けるようにして、代々木北口をあとにした。