吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

新語・流行語大賞「3密」に続き、ことしの漢字に「密」が選ばれたー雑話。

2020年12月16日 | Weblog
12月12日は、漢字の日。”いい字いち字”なる語呂合わせから、日本漢字能力検定協会が決めたのだという。その漢字の日に選出された「ことしの漢字」に”密”が選ばれた(1位)。密につづいて、2位に禍、3位病、4位新、5位変と、新型コロナウイルス感染(症)やコロナ禍に関する漢字が入った。


12月1日に発表(ユーキャン)された今年の新語・流行語大賞の「3密」に続く「密」。COVID-19感染防禦の要諦は、3密(密閉、密集、密接)を避ける生活行動とマスクをして手洗い(消毒)をする日常生活だと、小池百合子都知事や政府などが要請する生活変容だからして、当然の成行きかも知れない。


にもかかわらず、ことしの2月3月より発生感染が拡がり出した新型コロナウイルス感染は、ほぼ10カ月(300日)経っても感染拡大の収まりや終息は見えない。流行語大賞候補に上がった言葉30語中、”コロナ”に関係して政府行政サイドが発出した言葉は、アベノマスク、GoToキャンペーン、ステイホーム(おうち時間)、クラスター、ソーシャルディスタンス、テレワーク(オンライン)、ニューノーマル(新しい生活様式)など3分の1近くを占める。


流行語大賞につづく「ことしの漢字」選出ランキング20位をみても、前記5位に続く6位の家、7位の滅、9位の鬼などは”鬼滅の刃”関連だが、8位菌、10位疫、11位粛、12位染、16位離など上位10字(漢字)は、コロナ関連漢字。これら以外の20位内ランキング漢字の「耐、命、災、苦、休、悲」は、豪雨台風などの自然災害や人災など被災の悲しい災禍で、明るい漢字がひとつもない。
2021(令和3)年がコロナ禍を脱出し、明るい世の中に変容してほしいと願う。


コメント (2)
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