吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

私撰句「札付のマンドラゴラの怒る冬」(2018年1月)の余話

2020年12月14日 | Weblog
マンドラゴラ(ナス科のマンドレイクという植物)は、伝説の怖い植物。毒性の根を持つ実在の植物であるが、魔法の植物として(中世)魔術の材料や小説(伝説)や漫画などのサブカルチャーの題材によく使われた。「引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げる」といわれ、根っこには幻覚作用や体に麻痺を引き起こしたりし、食べると死に至るなどと言われる。


映画「ハリーポッター」やゲーム「ドラゴンクエスト」などにも登場する重宝な植物らしく、フィクション(伝説)の世界では魔法薬、錬金術、不死の薬や媚薬などにも使われる万能植物として、何でもありのマンドラゴラ。


そういうわけでの”札付”として、東日本大震災/原発事故から七年も経っての”まだ避難生活を強いられている人々”の声を「マンドラゴラ」に怒らせた。汚染土、汚染水、瓦礫や原発デブリやトリチウムの処理などや、プラごみなど環境汚染物質などに対する対策の遅れを怒った。


マンドレイク(マンドラゴラ)は、あまり難しくなく栽培できるナス科の植物で、うす紫の小さな花が観賞できる。決して、引き抜いたりしないようお願いする。
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