吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ここ一か月(8月)のコロナ感染者増加率は、世界平均の2倍―日本はまだ感染拡大の真っ只中!

2020年09月02日 | Weblog
2020年3月より6か月経った。コロナ禍で半年を過ぎた8月31日、世界全体のコロナ感染者は2,500万人を超え、同死者は85万人を超えた。感染者(2,523万人)は人口10万人当りにすると336人になる。同時期の日本は(人口10万人当り)55人だから、世界全体平均の6分の1と小さいが・・・。

しかるに、ここ1か月(7/31→8/31)の感染拡大率をみると、世界の感染者増加が48%(1,700万人→2,520万人)だったのに対し、日本は36,000人が69,000人の92%増。世界平均の2倍の感染拡大になっている。感染拡大が収まるどころか、拡大真っ最中の日本の(2020年)8月だったのだ。

目を世界に転ずると、2020年8月はインドの感染拡大が最も高く、7月30日の158万人が8月31日362万人で+129%と2倍強だったが、感染者総数が最も多いアメリカは(443万人→600万人)と+35%、ブラジル+51%、メキシコ+46%、ペルー+60%などは ほぼ50%増で、多くの国々はおしなべて世界平均(+48%)前後に収まっている。

これらの世界の動勢に対し、日本は全国平均で+92%(3.6万人→6.9万人)と、世界平均のほぼ2倍の感染者増加率の(2020)8月だった。とくにこの8月、2倍を大きく超えて感染者を増加させた都道府県は、沖縄県の約6倍(335人→2,144人)増を筆頭に、愛知県の3倍増(1,605人→4,545人)、福岡県の2.5倍増(1,756人→4,598人)や大阪府の+122%(3,870人→8,590人)などが、特筆できる。

いずれにしても、コロナ感染拡大防止や抑制に責任を持った人々は、”この夏”の予測や展望を見誤ったようだ。緊急事態宣言を解除したり、緩めたり、クラスターの発生源や業種などへの規制要請を緩和したり、GoTo キャンペーンを早めたりと、経済テコ入れや国民の経済生活の活性化を理由に、しくじりを重ねた。
もっと、じっくり考え直してほしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする