『車窓より 飛び入る景色 青田かな』しばらくぶりのスーパー日立。老いた母(94歳)一人の古里実家に向かう2014年6月7日(土)も小糠雨。そして、ゲリラ雨。体調を崩していたために五月連休の帰省を、一ヵ月月遅れした格好だ。
雨足がゆるくなったとはいえ、夕べになっても止まぬ雨の中をビニール傘で散歩に出た。『ふる里や 夜の農道 蛍舞う』しばらく見ることがなかったホタルが、舞うほどでもなく飛び交う。農薬を使うことがなくなったからなのか、田植えする田圃が少なくなったからなのかハテナだが、水や緑がきれいになった田舎中山間農村がうれしい。雨音と蛙の鳴き声が睡眠導入剤になり、就寝。
『玄関上 古巣はみ出す 子燕五羽』いつもより低く飛ぶ親ツバメ夫婦がかわるがわる子燕にエサを運ぶ。実家直前の青田から里山方面に散歩。去年は気に留めなかった畦道横のグミの木に、真っ赤に熟れたグミの実がいっぱい。『里山や 真っ赤なグミもぐ 小糠雨』
『小糠雨 蛍袋や シジミ蝶』里山原野のあちこちに蛍袋。小糠雨を避けるように小さなシジミ蝶が、その蛍袋に入って行く。やさしい。里山の梅林の青梅が、いつまでも真っ青。黄みを帯びない。『青梅や 黄みを忘れし 長い雨』
雨足がゆるくなったとはいえ、夕べになっても止まぬ雨の中をビニール傘で散歩に出た。『ふる里や 夜の農道 蛍舞う』しばらく見ることがなかったホタルが、舞うほどでもなく飛び交う。農薬を使うことがなくなったからなのか、田植えする田圃が少なくなったからなのかハテナだが、水や緑がきれいになった田舎中山間農村がうれしい。雨音と蛙の鳴き声が睡眠導入剤になり、就寝。
『玄関上 古巣はみ出す 子燕五羽』いつもより低く飛ぶ親ツバメ夫婦がかわるがわる子燕にエサを運ぶ。実家直前の青田から里山方面に散歩。去年は気に留めなかった畦道横のグミの木に、真っ赤に熟れたグミの実がいっぱい。『里山や 真っ赤なグミもぐ 小糠雨』
『小糠雨 蛍袋や シジミ蝶』里山原野のあちこちに蛍袋。小糠雨を避けるように小さなシジミ蝶が、その蛍袋に入って行く。やさしい。里山の梅林の青梅が、いつまでも真っ青。黄みを帯びない。『青梅や 黄みを忘れし 長い雨』