吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

6月19日の「食育の日」に寄せて

2014年06月06日 | Weblog
毎月19日が食育の日で、6月は食育月間だという。政府(内閣府)などの”お仕着せ”のようでもあるが、年に一日ぐらい”食”を考えたり、農業してくれている人々に思いを寄せ感謝したりすることは、大変よいことだと思う。それにしても内閣府や消費者庁および行政各官庁が、食育ほど揃って取り組んでいる施策行事もめずらしい。

しかも今もって、”食育とは何ぞや?”が解らない。政府の食育の目的記述などには、”豊かな人間性を育み””健全な心と身体を培う”など他で聞いたような言葉に、”健康で文化的な国民生活と豊かで活力ある社会の実現をめざす”のが食育だと記されている。

何を言っているのかちっとも解らない。知育、徳育、体育などの教育に並ぶものなのか、加わるものなのか、独立したものなのかもハテナだが、このところの政府や行政がやっているイベントなどをみると、ただ”食”を材料にしてちょっとした”お祭り”をやっているだけにしか見えない。楽しく食事しようや健康長寿や地域食などをお祭りイベントにすることが”食育”なのか理解に苦しむ。

食事作法(マナー)を教えることなのか、食べ物(つくる人)への感謝心を醸成することなのか、食文化や食の安全などを学ぶことなのか、農業や食料への理解を深めることなのか、それともこれらの全部なのかや 栄養や食糧調達などにまで踏み込むことなのかわからない。需要者と供給者の相互理解や交流を考えていたら、ただの交流イベントやお祭りになってしまったのか、解らない。

6月19日(食育の日)を前に、政府や行政の方々に考えてもらいたいのです。少しなりとも、食育に関心を寄せ、食育(活動)をしている者の願いです。よろしくお願いします。
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