吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

変化は、爆発的に突然起こるものなのかも知れない。

2011年02月13日 | Weblog
自然の景観や山々の姿が、火山の噴火や土石流などで一瞬に変わる。地震や火山の爆発で変わる地球や自然の姿を、よく見る。大きな地震や台風に見舞われた地域が、災害により大きく変容した姿をよく見る。1年や2年経っても復興ままならないハイチやインドネシアに、突然の被災変容をみる。

昨日成就したエジプト革命も”突然”だ。お隣のチュニジアの民主化デモに刺激されたのか、一人の若者のインターネットでの呼びかけが奏功したのかわからないが、30年つづいたムバラク強権大統領がわずか18日間のデモで退陣したのだ。強権でアラブの盟主を装っての30年も、貧困と格差および高い失業率からくる国民の不満や政治体制変換要求には、抗しきれなかったのかも知れない。

オバマ大統領のチェンジや日本の保守自民から民主党への政権移行も、民主主義や選挙が、静かにコトを成し遂げたわけではない。選挙の結果やときどき調査発表される世論も突然に変化するのだ。愛知県知事選も含む名古屋市の河村たかしさんの勝利なども、突然のごとく湧き上がる住民パワーなのだ。爆発現象なのだ。爆発や突然の要素を内在する市民や国民の世論ダイナミズムの結果なのだ。

無力や弱い者意識を増幅させる強権や不満や貧困を思い知らされる格差などが、積もる不満をうちに秘めて現象化する引きこもりや行き当たりの暴発殺人事件と同じく、爆発するのだ。鬱積したマグマを爆発噴火させる新燃岳と同じなのだ。自然や天候の異常も、突然爆発的にやってくるのだ。

突然(変異)や予測外の爆発現象も含め、どのように生き、どのように対処するのかを普段から用意して暮らすことが大事なのだと思う。
コメント
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