吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ウィルスや移動する動物との戦い。

2011年02月01日 | Weblog
 ついこの間は、大変な猛暑でした。ただいまの日本は、いたるところ異常な豪雪。高齢化と過疎化がもたらした限界とか言われる地域集落の豪雪は、深刻だ。いまにも家が押しつぶされそうな分厚い積雪の雪かきができない。みなさん、70歳80歳を過ぎたお年寄りで、一人暮らしだ。

 若いヒトの力や地域自治体のサポートが届かない。南のほうでは、鳥インフルエンザの猛威に、毎日鶏が何万羽と殺処分される。殺処分などという言葉を聞いたのが、この地の先の口蹄疫だったのだから、ヒドイ。追い討ちを掛けるように爆発噴火した霧島の新燃岳。鳥インフルエンザへの防疫消毒薬の上に降りかかる火山灰や落小石に、自然災害の冷酷を知る。

 豪雪は日本だけではない。ドイツやブラジルなどの豪雨災害もヒドイが、アメリカ、ヨーロッパやロシアなどの豪雪の被害も大きい。このような地球の怒りを超えて恐ろしいのが、鳥インフルエンザのH5N1型のようなウィルスや細菌だ。わたくしたちの進歩革新やグローバライゼーションという傲慢にあわせたようにグローバル化するウィルスや感染症なのだ。BSEや口蹄疫および鳥インフルエンザなどの家畜伝染病をして、”ヒトには移らない”などと傍観することは出来ないのだ。

 人間の生活基盤となる経済活動や生活インフラ衛生面などを一気に破壊するかもしれない感染症やウィルスおよび細菌や微生物を、どのように制御していけばいいのかわからない。このような小さな生き物とは、”仲良くする”に限るなどと呑気を決め込んではヒトは滅びる。自然に生きる膨大な渡り鳥や寄生虫・バクテリアやウィルスとは、仲良くしていくしかないなどと言っているうちに、この地球は小さなこれらの生き物に征圧される。

 グローバライゼーションや自由などと”なりゆき”を謳歌していると、わたくしたち人間のグローバル化や移動に重なるように広がる国境なき医師団ならぬ国境なきウィルスや渡り鳥などに、地球が独り占めされるかも知れない。エイズ、SARS、マラリア、鳥インフルエンザや家畜伝染病および細菌伝染病などに対して、ただいまのWHOで足りるのか、不足はないのか、何が不足か、いそぎその研究対策などを国連などで議論してほしい。日本がリードしてほしい。
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