吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

変化変革のあとの維新が都構想とは、わからない。

2011年02月07日 | Weblog
エジプトの反政府デモは、このあたりの国の体制の不安定が暴発した証左だが、大きなデモや喧噪にならないだけの日本だ。国の先行きや政治体制の不安定さは、エジプト並みだ。

インターネットが、世の中を変えている。エジプトに限らず、先進国でも新興国でもインターネットが、国の体制にまで影響する。世界の変化や体制をインターネットが決めるかもしれない。だから、ツイッターという情報交流ネットが危うい。好き嫌い、賛成反対、GO/NO的情報を口コミよろしく流す。煽る。理由や論理や思考を添えない。

ウワサや中傷だったりが多い。情報の質が問えない。インターネット社会では、情報リテラシーが大事だなどと逃げる。受け手の責任にすべてをかぶせる。これ幸いと、タレントや国会議員たちがツイッターをする。ツイッター交流に参加する。風評やクチコミに乗る。中傷情報や言葉尻情報で、反対者を攻撃する。理由や論理は付けない。無責任を自覚しない。

ただ、やめろ・つづけろと多くを流せばいい。時には感情的な攻撃になるが、カオは出ない。ウワサや口コミを自分有利に利用する。権力や訴求者には、大変都合がいい媒体なのだ。エジプトに限らず、国内の菅政権だってインターネットには、大変センシティブなのだ。ツイッターのようなインターネットへの配慮は、とくに要注意で大事なのだ。民意を超える兆候や動性と考えなければならない。

国会の動きがにぶいと、地方が騒ぐ。予算やその関連法案が通らなければ、何もしていない政府与党と非難されよう。革新や変革ではゆるいと、維新を叫ぶ地方の首長たち。都構想だと喧噪する。都道府県では、地方主権が来ないと騒ぐ。東京都の”都”が欲しいのか、別の都なのかわからない。大阪都だ中京都だと騒ぐだけでは飽き足らず、新潟都だという。ついこの間の道州制でもないらしい。

よくよく都構想の”構想”を説明してほしい。どのように自治できるのか、いまとどのように違うのか。どのような住みやすさが期待できるのか。ただいまの東京都の都とは、どこがどのように違うのか、同じなのか。ただいまの都道府県や市区との関係とどこがどう異なって、それが何をどうよくするのか。わからず屋の私たちに説明してほしい。

ただ寄り合って、同じ仲間風をして、都構想を騒ぐだけの維新にしないでください。
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