吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

最近のスーパーは、プライベートブランドしか品揃えしないのですか。

2009年05月20日 | Weblog
 わたしはアラフォー。まだ30代ですから若いアラフォーで、小学生の子供もいますが、団塊の世代より少し高齢の父、母がいます。会社勤めをやめているので、主婦業が専門(プロ)です。価格は、安いほどいいと思っています。

 先日、母の日のプレゼントとお誕生日が母の日に近い父のバースデイプレゼントを買おうと近くの大型スーパーに行きました。片方の店にはトップバリューとかいうプライベートブランドが、もう片方の店にはセブンプレミアムとか pbi とかいうプライベートブランドがたくさんありました。いや、そのようなプライベートブランドの商品しかありませんでした。

 少しむかしは、グンゼとかコスギとかレナウンなどがたくさんあったお店です。スポーツブランドやちょっとした海外ブランドもあったのですが、いまはそのスーパーのPBばかりでした。確かに"安い”のですが、買うのをやめました。デパートや原宿まで買いに行くほどの思いはないのですが、スパーブランドのパジャマや下着などをプレゼントする気にはなりませんでした。

 プレゼント品に限らず、ふだんの買い物でも似たような気分になる最近です。同じカレー(即席ルー)や総菜だからといって、安いからといって毎日スパーのPBを買おうとも思わないのです。主人のトランクスや靴下だからと言っても同じです。スーパーPBを買って”安かったから、コレ”と主人にあてがうことは出来ないのです。でも、高くなく安いものを探して買い物しているのです。

 むかし、3990円のジーンズでセンセーションを巻き起こしたユニクロが、990円のジーンズ(g.u.)を市場最低価格戦略とばかりに出しました。490円のTシャツ、990円のポロシャツといままでのユニクロの半値です。ユニクロやH&Mにやられてたまるかとイトーヨーカドーやイオンなどのスーパーもほとんどの品物の値段を30%ほど値下げしました。

 いまや、スーパーは”値下げ品”と”PB品”だけのお店になったようです。”安い”ことはいいことなのですが、何気ない安心と満足(感)がないのです。品質が取り立てて悪いことはなさそうなのですが、こんなにいいというところもないのです。買ったとき、着たり食べたりしたとき、いままで何となく感じていた満足(感)がないのです。

 昨年暮れ(12月3日)の日経MJの「2008年ヒット商品番付」の横綱は、東がユニクロ・H&M、西がセブンプレミアム・トップバリュでした。Wii Fit やブルーレイなども大関や関脇に入っていましたが、東の大関の小型パソコンや小結の円高還元セールなど価格訴求ものが目立ちました。

 小売り流通の王・スーパーが、ただデフレスパイラルの呼び込みに貢献するような結果にならないよう、もっと冷静に”いまの消費者”や”ちょっと先の社会”を探求(究)して欲しいと思っています。もっとも、PBにするからと今日あるメーカーの定番を外し、また明日復活したいと勝手横暴をするのがスーパーの王たるゆえんだといわれれば、仕方がありませんけどね。
コメント
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