吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

2008年は、アラフォーがグ~!でした。

2008年12月02日 | Weblog
 確かによく「アラフォー」(40歳前後)の方々が活躍した2008年でした。アラフォーを演じ大賞を受賞した天海祐希も、ご自分のお笑いに「グ~!」で奇抜性特徴を入れたエド・はるみも、ともにアラフォーだ。2008年のユーキャン新語・流行語大賞が、「アラフォー」と「グ~!」になった。暗い不景気イメージを払拭するにはぴったりのポジティブ・イメージのタレンテドな人で、歓迎できる。

 アメリカをオリジンにした世界的金融危機は、文字通りの金融恐慌で、景気経済を大変暗い不況にした。先進諸国の限界的物質文明と人口飽和、減少社会が当然招来したであろう実体経済の後退局面が早まった。所得低減や雇用不安と金融不安が人々のサイフのヒモを予想以上に締め付け、景気経済が低迷後退した。

 昨年來からつづいた虚偽と偽装、エゴ(エコ)と偽善などは収まりを見せず、行政や政治のスキャンダルや不祥事と不作為の罪が横行した。不景気や暗い世の中を少しでも明るく、ポジティブに生きようとする人々を勇気づけるには格好の新語・流行語だ。はつらつと背筋を張って歩く美しい女性はやはり「アラフォー」の総合職や何かのプロだ(同世代の男性には失礼)。その美しさは、50代からも20代や30代からも羨望の的だ。ある意味”自分”を作り上げたエド・はるみも同じだ。

 アラカン(還暦前後/団塊世代)前のプレ団塊世代を親にした彼らアラフォー世代は、東京オリンピック後の高度成長期に生まれ、バブル膨らむ80年代に青年期を過ごしたが、その反動としてバブルがはじけた頃のいわゆる就職氷河期に社会に出た。あの頃や夢が身についた困難を越える力を持ち合わせた世代だ。

 清原や桑田、サッカーの三浦や中田などのスポーツ界にも、ホリエモンや小室哲哉なども、天海祐希と同世代だ。成功、不成功などいろいろあるが、みんな時代と世代を背負って生きた方々だ。アラフォーがグ~!になる2009年を希望したい。
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