吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

腐敗列島というより不正犯罪公職者列島のいまの日本。

2006年11月18日 | Weblog
 政治家は、つねにキレイにして国家国民の幸せな行方を考え、公務員は国家や地域の人々の安らかな生活づくりに奉職する公僕というか公職だと思っていた。社会保険庁や厚生労働省の”年金”の莫大なムダ使いが、ハコもの行政法人づくりに端を発した役人天国(国民地獄)のサンプルだと、憤りを強めたのはつい2~3年前のことだ。
 小泉前総理の改革・改革が、道路公団や郵政公社の解体、民営化を起爆にして、社会基盤を担う大きな法人(公社、公団)の民営化を通じ、利権(特権)感覚が招く浪費や汚職を一掃してくれるかもしれないと信じた。そして、裏切られた。
 岐阜県、福島県、和歌山県の警察に逮捕された知事さん方が初当選したのは、すべてそれまでの(前)知事の腐敗汚職を断つことが期待されたからだ。その彼らにして今回の公共事業入札や業者との癒着や贈収賄汚職だ。宮崎県もだ。みなさん、自治省官僚出身のエリート官僚から転出した知事だ。県知事をはじめ地方自治体の首長は、自治省官僚の”天下り”先ではないのだが、これらの方々や自治省のお役人たちは、半ば”そのような”感覚で官僚生活を過ごしてきたのだ。そして、当選すると周りの仲間や権力に群がる癒着業者に護られて再選し、多選し、さらに権力を集中させ、横暴し、緊張を欠き、堕落していくのだ。
 それにしても、呆れて義憤を禁じえない厚生労働省の役人、官僚どもだ。以前の厚生省と労働省、国民や勤労者の月々”源泉”された年金や税金および雇用保険料をムダに使用して、というより不正、犯罪的使用をし、役所あげて組織的に”犯罪”しているというのに、誰も責任を取る者がいない。公職や奉仕職をまで意識しろなどとは言わないが、せめて”犯罪”的な税金や年金の搾取だけはやめなさい。緊張感を欠き、堕落したあなた方を総取替えしたい気分と憤りを静めてください。
 不正腐敗を越えて、汚職犯罪化した公務員や官僚の時間を浪費する霞ヶ関のビル群も異様だが、都道府県の県庁所在市にある最も高層なビル「県庁」(舎)もまた、その中にいる人々を思うと異様だ。大きな建物や超高層ビルが、人間をして、こうも傲慢で、堕落にさせるものかと思うからでしょうか。
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