シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

機械遺産の自動車

2016-08-03 | 巷のニュース
先週(7月26日)、日本機械学会は歴史的に意義のある現存する機械「機械遺産」に、「てんとう虫」の愛称で親しまれた富士重工業の軽自動車「スバル360」など7件を選んだと発表した。「機械の日」の8月7日に認定する。
 
スバル360』は1958年に発売されて大ヒットし、1970年までに39万台が生産され、軽自動車では最初のヒット作になったという。私が小学生の頃、黒縁メガネのマキノ先生が乗っていたのを覚えているが、若い方は知らないだろうな。こんな車だ(所有のフィギュア:タイムスリップグリコ)↓。

 
この時の軽四輪の規格は、全長3m(現行3.4m)以下、全幅1.3m(1.4m)以下、高さ2m(同)以下、排気量360cc(660cc)以下なので、今の軽自動車に比べると小さい。私が若い時に一時期乗っていた中古のホンダZも小さかった。
 

機械遺産の認定は2007年に始まり、認定総数は83件になるそうだ。ということは、他にも機械遺産の自動車はあるのだろうか。
気になったのでカチヤってみると、2009年の認定で『ロコモビル(国内最古の自家用乗用自動車)』、『アロー号(現存最古の国産乗用自動車)』が、2010年の認定で『たま電気自動車』があった。
 
たま!?電気自動車!?気になる。説明をみると、大戦直後でガソリンの供給が非常に不安定であったときに、立川飛行機という会社が供給に余力のあった電力に着眼し開発。1947(昭和22)年に完成した乗用車タイプの電気自動車。「たま」は会社所在地の名前を取ったらしい。
 
2年後に発売された二代目は、1充電200kmの走行が可能。これは現代の電気自動車と同等の航続性能であったが、ガソリンの供給状況の好転と蓄電池材料の価格高騰により、一連の開発が中止された・・・。
「たま号」が継続されていたら、電気自動車の歴史は変わっていただろう。
 
さて、この「たま号」だが画をみると外観は非常にカワイイ。オフホワイトのような色も今ではあまり見ない。復刻したら売れるかも知れない。
 
画の転載は難しそうなので、リンクを貼っておく。
・一般社団法人 日本機械学会
 http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/index.html
・機械遺産『たま電気自動車』
 http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/data/no_040.html
 
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2 コメント

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Unknown (ディック)
2016-08-12 20:51:05
あのスバル360 のメーカーが、いまじゃアイサイトで大人気ですものね。
米国でSUVが人気爆発。
世の中はどんどん変わります。
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ディックさん こんばんは (KAEDE)
2016-08-12 23:22:51
元々日本の中の“外車的な立場”のようなメーカーだと何かで読んだことがあります。
個人的にはレオーネ(新古車)に乗っていたこともあるので、今後も他社にない独自性の高い車を造り続けてほしいと思います。
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