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アマチャヅル・9~萼片

 小山内裏公園の林縁で見られる「アマチャヅル(甘茶蔓)」。ウリ科アマチャヅル属のつる性多年草で雌雄異株。いつもこの小さな花を見つけると雄花雌花かがわかるように撮っていたが、写真は花を基部の方から見たもの。今まで気づかなかったが5裂した花冠の外側に小さい萼片があった。萼片は花冠に比べてかなり小さく蕊側から見ると裂片の透き間から辛うじて存在が確認できる
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ナツフジ・4~果実

 大塚公園外周で見られる「ナツフジ(夏藤)」。マメ科ナツフジ属のつる性落葉木本で東海地方以西に自生している。関東地方は分布域ではなく当地の専門家によればこれは国内帰化種の可能性が高いようだ。7~8月に長さ10~20センチの総状花序に淡黄白色の蝶形花を咲かせ果実は長さ10~20センチの豆果になる。
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アメリカキンゴジカ・3~果実

 大栗川“遊歩道”脇に生えている「アメリカキンゴジカ(亜米利加金午時花)」。アオイ科キンゴジカ属の一年草で熱帯アメリカ原産。ここでは護岸工事が行われていたが数ヶ月前に完了して遊歩道や水辺が整備された。その工事で持ち込まれた土にこの種子が混ざっていてここで芽生え先日開花した。キンゴジカの果実は10個前後の分果になるが、本種の果実は直径5~6ミリの5分果になる。
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タンキリマメ・5~開花

 上柚木の遊歩道に生えている「タンキリマメ(痰切豆)」。マメ科タンキリマメ属の多年草で関東地方以西の陽当たりの良い海岸や低地の草地に生育する。以前、湯河原の海岸近くの川沿いでタンキリマメを見たことがあった。当地は内陸で同属のトキリマメが良く見られるがタンキリマメは稀にしか見られない。"由木の植物目録”では『タンキリマメ=ごく稀 鑓水、バイパス沿いのフェンスや林縁に群落を形成、植栽随伴由来の可能性あり』との記載があり、これもおそらく植栽に随伴してきたものなのだろう。
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ノチドメ

 ウコギ科(←チドメグサ科・セリ科)チドメグサ属の「ノチドメ(野血止)」。北海道~沖縄のやや湿った野や道端に生える常緑多年草で直径2~3センチの葉は5深裂している。チドメグサの仲間はこれまでヒメチドメオオチドメをブログに掲載していたが、何故かこのノチドメだけ抜けていた。そこで先日からそれらしい場所を通る時は足元に注意していたが、いざ探そうと思うとなかなか見つからないのが常。オオチドメの花柄は葉より長く花は葉の上に出るがノチドメの花柄は葉よりも短く花は葉の下にある。花径は1.5~2ミリで10個程度が固まって付いている。ノチドメやオオチドメの葉の表面はツルツルだがノチドメの葉の表面には疎らな毛がある。
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ミヤマハハソ・5~果実

 高尾山“4号路”で見られる「ミヤマハハソ(深山柞)」。アワブキ科アワブキ属の落葉低木で6~7月に枝先に円錐花序を出し直径4ミリほどの小花を咲かせる。写真は果実でひとつの直径は3〜4ミリ。“ハハソ(柞)”はコナラの別名で、葉がコナラに似ていることから名付けられているが科は異なる。高尾山系では何ヶ所かで見られるが、花も果実も地味なので見逃して通り過ぎてしまうことがある。

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ツリバナ・4~果実2

 南大沢二号緑地で見られる「ツリバナ(吊花)」。ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木で春に直径1センチほどの目立たない花を咲かせ果実は秋に稔る。直径1.5センチほどの球形の果実は熟すと5裂して、朱赤色の仮種皮に包まれた種子がぶら下がる。
 私はこの地に新居を構えて20年以上になるが、その時から始めたウォーキングで植物観察の面白さを知ったが、そのきっかけとなったのはイシミカワの果実ノブドウの果実、そしてこのツリバナの果実などだ。ウォーキングをしていると道端の野草や街路樹の名前が気になりそれを調べていくうちにこのブログが始まった。ウォーキングは次第にランニングになり54歳を過ぎて市民マラソンには60回以上出場しフルマラソンは4回完走することになった。
 コロナ禍のトレイルランで右膝の半月板損を傷傷しもうレースには出られないが自転車を漕ぎながら相変わらず植物観察三昧の日々を過ごしている。ちなみに整形外科医の許可があったので今年の4月下旬からフィットネスジムのトレッドミル(ランニングマシン)で1週間に5回の割合で3キロを走っている。時速8キロ程度なのでレースに出ていた頃の時速10~12キロには及ばないが20~30分走って汗を流しその後サウナと水風呂で整っている。
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イヌタヌキモ・3~捕虫嚢

 大塚西公園の池で見られる「イヌタヌキモ(犬狸藻)」。タヌキモ科タヌキモ属の多年草で全国の湖沼の水中に浮遊している。葉の一部に直径1.5~2ミリの捕虫嚢を持ち水中のプランクトンなどを捕まえて消化する食虫植物。当地ではタヌキモは無いようだができればイヌタヌキモとの違いを確認してみたい。
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ハクウンボク・2~果実

 上柚木“湯沢歩道橋”脇に生育している「ハクウンボク(白雲木)」。エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木で5~6月に長さ10~20センチの総状花序を出しエゴノキに良く似た白い花を多数咲かせる。エゴノキの果実は枝から直接ぶら下がるのに対して本種の果実はエゴノキの果実よりも大きく果序にまとまって付いている。
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ウシタキソウ・6~果実2

 奥高尾の沢沿いに生育している「ウシタキソウ(牛滝草)」。アカバナ科ミズタマソウ属の多年草で7~8月に直径2~3ミリの小さな花を咲かせ花後に出来る果実は直径3ミリほどの球形で表面にはカギ状の硬い毛がある。花や果実は同属のミズタマソウに良く似ているが葉の形状や萼片の毛の有無などで見分けられる。
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