昨年まで、健康診断を受けていたクリニックは、胃部レントゲン検査ではなく内視鏡検査。しかもプラス費用無し(自己負担無し)で鎮痛剤(麻酔)による無痛内視鏡検査をしてくれた。院長は著書が多数ある方だ。
2018年に日本橋人形町の方から京橋の高層ビルに引っ越した。院内はなかなかお金をかけた造作に見えたし、スタッフは若がえり相当数増員したと思われた。
昨年(2019年)も6月に健診を受けたが、なんと同年9月末に倒産した。
健康診断を受けるには、とても良いクリニックだったので残念だがしょうがない。
仕方が無いので今年は別の施設を選択しなければならない。ただ、候補先は決めていた。会社のすぐ近くで、現在、定期的に診察に通っている病院だ。3年前(2017年)の7月に「痛風」と診断されてから薬を服用している。この病院でも自己負担は発生するけど、鎮痛剤による無痛内視鏡検査はあるので、会社の総務から申し込んだ。
例年6月頃検査をしていたのだが、病院ではコロナ禍で春は検査をしない時もあり、予約は混んでいた。そこで、9月になってからの予約となった。
9月16日(水)検査当日の午前9時、健診の受付で検査の確認=申込内容の確認をしていたら「エッ!」となった。経口内視鏡(口からの胃カメラ)でなければ経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)もできるというのだ。いやいや、いやいや、鎮痛剤の検査を申し込んだんだけど!
どうやら私の意向は病院に伝わってないということが分かった。病院の受付のせいなのか会社の総務のせいなのか分からないけど、改めて無痛内視鏡検査にして!と依頼する。しかし、無痛内視鏡検査は曜日が決まっていて、この日(水曜日)は該当曜日ではなかった。
内視鏡検査だけ後日にしますか?と本を読むように言うのだが、はぁ~?こっちは前日、飲食の時間制限などをクリアして(お酒を飲まずに)臨んでいるのに。なんか腹が立ったので「そんなこと簡単に言わないでほしい!」と言ってやったさ。
とはいえ、二十数年前に経口内視鏡(口からの胃カメラ)を経験して、これはダメだと思い、二度目(潰瘍で入院した際に)は途中で中止になったほどで、経口内視鏡はできないと実感している。ただ、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)は経験したことが無い。病院の受付の方は、申込内容を間違っていた(かもしれない)責任を感じているのか、経口内視鏡が無理であれば・・・と、径の細い経鼻内視鏡は違うことを説明し、何とか受けてほしいように勧めてくる。
そこそこ受付で時間も費やしているし、経験したことのない事だし、ここで完全に断ったら別の日に来ないといけないし・・・・・、そこまで言うのならと自分に暗示をかけて納得させ経鼻内視鏡で行うことにした。
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途中、目・鼻・口から液体が流れ、えずく繰り返し。
先生「ゆっくり呼吸してください」と言われても、無理だっつうの!
「へんへい、はぁだ?はぁだ?(先生、まだ?まだ?)」と絞り出す声は無視される。
もうギブ!と思いタップしようとした手は抑えられていた。
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結果、最後まで何とかやり通したけど、経口内視鏡よりは多少楽かもしれないけど、二度としたくない。
その様子から先生も「次からは、鎮痛剤でやった方がイイかもしれないですね~」って、最初からそれを希望してたんだっての!!!
経口内視鏡が平気な方もいるようだが、人それぞれ。経鼻内視鏡も経験したし、次回からはゆるぎない決意で、無痛内視鏡検査しか受けないことにしよう。
なお、先生は最初、無痛内視鏡検査は少なからず身体にダメージを負うので、バリウムとの隔年でも良いかもしれないと言っていたが、過去にピロリ菌を除去したことを知ると、であれば毎年内視鏡検査をしたほうが良いとのこと。