名前に“ヘビ”と付くけど、カナヘビは日本固有種のトカゲの仲間。体色はほぼ褐色で粗い鱗で覆われ、目元から尻尾にかけてラインがある。逃げる時は素早いが、比較的近くに寄れる。
シュッとした顔つきにつぶらな瞳、鱗の感じやフォルムが恐竜っぽくて好まれる。
お盆に義母宅へ行く途中の埼玉県「花と緑の振興センター」に立ち寄った時(8月13日)と、「北本自然観察公園」に行った時(8月25日)にもカナヘビを見た。
春から秋までよく見かけるのに、何故改めてとりあげているかというと、「尾が長~いな~」というのがよく分かる様子が撮れたから。
ラインがハッキリしてきて成体に近いと思われる(孵化後、ほぼ1年で成体となるらしい)。
カナヘビは、体長20センチ前後になり、そのうちの3分の2ほどを尻尾が占める。
たまたま身体が尻尾までまっすぐだったので、尻尾の長さがよく分かる。こういう姿を見るのは珍しい。
そもそも「よく見かける」のは(警戒心の弱い)幼体が多いし、成体で一部が隠れることなく長い尻尾まで含めて全身が撮れることは珍しい。
カナヘビやニホントカゲは、「トカゲの尻尾切り」という言葉があるように、「尻尾の自切」をする。襲われた時や何らかの危機にあった時に、自ら尻尾を切り離して相手に差し出し、あるいは興味を引かせ、その間に本体は逃げるという荒業だ。
とはいえ、ダメージはあるので、一般的に自切は一度きり。再生までには8か月もの期間がかかる。自切前ほど長い尾は生えてこない。さらに、自切した痕のあるカナヘビの割合は実に高いそうである。・・・・・というようなことをWebの解説で見かける。
上のカナヘビの画をアップでよく見ても自切した痕は見られない。やはり、成体で尻尾の長いカナヘビの全身を見かけることは珍しいのではないか。
こちらは、まだ幼体のようだ。尻尾はそれほど長くない。
★追記:2021年7月20日「カナヘビ(ニホンカナヘビ)の尻尾.2」で再生途中の尻尾を掲載。
久しぶりにみなさんのところをまわっていますが、ブログ巡りはこういう写真に出会えるからおもしろい。
いろいろと勉強にもなりました。
とりあげて良かったです。
蛇は怖いです。
ずいぶん前のことですが、庭で草取りしていた時、目の前にエビをみつけて、110番しておまわりさんにきていただいたことがあります。
今は、大変ご迷惑をおかけしたと反省しています。
蛇嫌いな方は、今回の日記はまともに見られないかもしれませんね。
でも、よく見て頂けると、質感は違いますよ~。