シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

北本:ニホンアカガエルの卵塊保護。排水管工事終了

2024-03-31 | 自然・環境とか

前回同様、3月16日(土)の北本自然観察公園散歩より。

湿地の木道の近くに鳥かご(?)が置かれていた。中にはカエルの卵塊がある・・・。


近くの案内板によると「公園内のニホンアカガエルは年々減少の一途をたどっています。アライグマやカモ類による捕食から守るため、卵塊をカゴで覆いました。」とのこと。


見回すと青いカゴも幾つか置かれていたし、今年の卵塊の数は少ないと思われた。


ニホンアカガエル(日本赤蛙)は、アカガエル科アカガエル属で、名前のとおり日本の固有種。
平地から丘陵地にかけて、明るい森林、池・沼、水田周辺の草むら、湿地などに生息し、主に陸上で生活する。
産卵は他のカエルより早く、1月から始まり2月~3月頃のまだ寒さが残る早春に行なわれるため、春が来たことを感じさせてくれる。・・・しかし、減少しているわけだ。

レッドデータによると、埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類で、同区分には他に群馬、神奈川、静岡、奈良、大阪、徳島、福岡、長崎。さらに厳しいその上の絶滅危惧Ⅰ類には、東京、千葉、山形、和歌山、高知。
都心部だから少ない、というわけでもなさそうだ。

オタマジャクシが無事に成長し。来春は今年以上の卵塊をみたいものだ。

 

「卵塊」は、文字通り卵のかたまりだが、複数の卵を袋状(嚢状)のもので包んでいるのを「卵鞘(らんしょう)」・卵嚢(らんのう)」と呼ぶようだ。
カマキリの場合は、卵が固めのスポンジ状のものに包まれており、これが「卵鞘」で樹の枝などに付けられているのを見る。

この日、ムネアカハラビロカマキリの卵鞘についての説明板が樹の脇に立てられていたので、卵鞘を探してみた。
ムネアカハラビロカマキリの卵鞘は、オオカマキリの卵鞘に比べるとやや細長の形状で、枝の接地面積が狭い。

日本では侵略的外来種とされ、在来種であるハラビロカマキリなどへの影響が懸念されている。
説明板には「公園内の他の場所で本種の卵鞘をみつけたときは回収しています」と記されていた。もし散歩中にそれらしいのを見かけた時は、念のため職員に伝えた方が良いだろう。


約1か月前の散歩時は、入口の橋と並行する道で掘削工事をしていた。休日なので作業はしていなかったが、重機が2台あり道が深く掘られていた。今回は、その工事が終わり、道が通れるようになっていた。
手前が工事の終わった道で、奥は並行する「ふれあい橋」。


排水管は橋の2つのアーチ部分の下に流れる小川の水を、道の下に通した2本の排水管で反対側に流している。


湿地や池のある当園では、水路のメンテナンスは重要なのだな~と。

気持ちよさそうにカモ達が泳いでいた。

 

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当地の降雪の記録と昨日・今日

2024-03-17 | 自然・環境とか

当地では、今月は2回雪が降った(はずだ)。
3月6日(水)は、東北新幹線に乗る予定だったので、深夜からの雪は心配だった。
朝食中にテレビで新幹線が運転見合わせになったと告げる。その影響で結局出張は取りやめになり、9時前に家を出て会社に向かった。

8:10頃、自宅待機中にベランダの雪の様子を記録。既に融けている。


3月8日(金)、起きた時は雪が降っていたが、止んだ?という6:30頃にベランダを記録。


近くの樹は、降り止んだ直後なので枝に残った雪が雪国っぽい。


この後、小雨が降ったり止んだり。出勤する頃には電線から大粒の雫が落ちてきた。

両日とも積雪深としては4センチほどか。最低気温が0度くらいで、最高気温が8度くらいだったと思う。11日前と9日前のことだ。


そして、3月16日・17日(昨日・今日)はバカ陽気。最低で6度ほど、日中は20~21度くらいまで上がった。
昨日は北本自然観察公園に行ったけど、何を着ていこうかと迷った。歩けばキャップを被る額が汗ばんだ。
快晴の下、野草は元気に花を咲かせていた・・・。


とはいえ、春になったとはいかず、今週は逆戻りの予報。でも、ソメイヨシノは開花するだろう。

 

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帰省時の「凍み渡り」

2024-01-08 | 自然・環境とか

前々回の日記でもとりあげたが、帰省時の1月2日の朝は「凍み渡り」が楽しめた。
自然現象なので条件が揃わないとできない。個人的にいつ振りなのか、この日記で検索すると2007年に取り上げている。ということは17年振りか~。せっかくなので、1月2日の様子を記録しておく。

「凍み渡り(しみわたり)」は、前日まで湿っていた雪の表層が、夜間の放射冷却でガチガチに凍る「凍みた」状態になり、足が埋もれることなく田畑などの雪の上を歩くこと。)

どこまでも歩いて行ける田んぼ。画では分かり難いが、氷の粒がキラキラ。


雪の中から飛び出た枝には、氷の結晶ができていた。面白い。


凍み渡りができたので、除雪していない川の近くまで行くこともできた。


近くの樹(ハナミズキ)の枝は、白い薄化粧。

 

今回は慌ただしく外にでてしまったが、いつかまた機会がある時には、準備万端でもう少し時間を設けて散歩したいものだ。

 

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8月2日の「月」は、同月1回目の「満月」

2023-08-03 | 自然・環境とか

昨日(8月2日)、勤め先から帰宅した後、リビングのブラインド越しの窓から低い位置に満月が見えた。
そうか!今日が満月だったか~と。今月は月内に2回満月になり、その1回目が今日だった!ということで、カメラ(コンデジ)を持ってベランダに。20:50頃、満月は低い位置だった。


ズーム(35mm換算で約1100mm)で記録。


さらにズーム(35mm換算で約1700mm)。上部から右側の縁でクレーターが分かるのが嬉しい。



シャワーの後の22:10頃。どうかな~と見ると、満月は上にあがり、薄雲がかかっていた。


ズーム(35mm換算で約1100mm)で撮ると、紗がかかったようだ。こういう月も風情があるな~と独り言つ。

 

8月の満月はアメリカの農事暦で「スタージェンムーン」とも呼ばれるそうだ。スタージェン(sturgeon)とはチョウザメのことで、かつてこの時期に北アメリカでチョウザメの豊漁を願ったことによる。

今月2回目の満月は31日で、1年のうちで最大の月(スーパームーン)になる。また、8月中旬には三大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大を迎える。
天体ショーは、日本各地はもちろん、世界でも同時期に見られる自然の光景ともいえる。そんな自然現象は天体にしかない。壮大だな~。

 

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『花の丘農林公苑』の花畑

2023-06-03 | 自然・環境とか

5月21日(日)、久しぶりに雨の心配のない日曜日。さいたま市の『大宮花の丘農林公苑』に行ってきた。
目的(?)をあえてあげるとすれば、大小幾つかの花畑の様子を見るためで、南北に長い公園の北側半分くらいをグルっと(約1時間ほどの散歩)。

花畑は、若干ピークを過ぎた感じのポピーだった。ポピーは、ケシ科ケシ属の一年草・多年草(宿根草)で世界中には百数十種類ある。日本では、シャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーが主に育てられているようだ。本来は宿根草だが、高温多湿に非常に弱いため、日本では秋まき一年草として扱われている。

・シャーレーポピーは、別名:ヒナゲシ、グジビンソウ。花色は赤が多い。
・アイスランドポピーは、普通に「ポピー」といえば本種のこと。黄色やオレンジ色が多く、シャーレーポピーよりも早く咲く。以前は「シベリアヒナゲシ」とも呼ばれていた。
・オリエンタルポピー:ポピーの中でも大型で、花のサイズも大きい。

花畑の多くは、赤い花色のポピーが咲いていた。シャーレーポピーでしょう。


他に黄色い花色のポピーもあった。以前、長瀞で見たことのあるハナビシソウ(ケシ科ハナビシソウ属)かも。


公苑の花畑では季節によって花が異なり、主に春はチューリップ、初夏はポピー、夏はサルビア、秋はコスモス、冬はビオラなど。いずれにしても、花が広がる光景は目に優しくイイものだ(若い時は考えもしなかったけど)。

公苑の中程に細長い池があり、ビオトープとしている。冬鳥はいなくなり、カルガモくらい。水の中には大きな鯉。シオカラなどのトンボが飛んでいた。


その他の植物の様子は、別の日記に後日とりあげようと思う。

 

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北本:春の花木の様子とシオカラトンボの仲間

2023-05-10 | 自然・環境とか

(5月11日:タイトルを変更しました。公園名から内容が推測できる?ように・・・)
仕事の新スタートや自宅療養などがあり、自然に触れる散歩を欲していたので、4月23日(日)に北本自然観察公園へ行ってきた。

フジの花(フジ棚ではない)やミズキの花が見頃だった。(植物の様子は、別日記でとりあげ中


木道では、シオカラトンボの仲間の姿をよく目にした。
ムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)?が飛んできて、幼いヨシ?にとまった。でも、ムギワラトンボをこの時期に見るのは個人的に珍しい。未熟な♂もムギワラのような色合いになるという。
改めて調べてみると、腹部末端(尾の部分)が2本爪で間に短い爪が無い。ということはシオカラトンボの若い雄ではないかと思う。


木道で休憩しているのは何だろう。シオカラより少し小型でお腹は幅広。オオシオカラトンボの複眼は黒色というので、こちらはシオヤトンボ♂かな。


早くも交尾中のペアもいた。こちらもシオヤトンボの雌雄であろう(たぶん)。


ハルジオンに夢中なのは、セイヨウミツバチハナムグリの仲間か。


こちらはベニシジミ。数匹見た。


園路で人だかり。何かなと思ってスリスリ参加すると、眼状紋(がんじょうもん)が目立つアケビコノハの幼虫だった。まだ赤ちゃんなのか、小さかった。


久し振りの里山散歩。自然満喫とはいえないまでも、やはり良いものだと実感した。

 

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北本:改修した木道の様子、ニホンアカガエルの卵塊

2023-03-23 | 自然・環境とか

3月19日(日)のこと。この時季は、国営武蔵丘陵森林公園に行って春の野草を見ておきたいところだが、行くとけっこう歩くことになるので、治りかけの(肉離れ)左足が心配。そこで、2週間しか空いてないけど北本自然観察公園へ行くことにした。

前回(3月4日)は、改修工事を終えた木道が通行可能になる時間の前に帰ったので、まずは公園入口の橋の上からズームで。


それから、改修木道の歩きはじめ。木道のスタート地点でパシャリ。湿地は明らかに人の手が入ったと思われるほどキレイになっていた。


木道は「かわせみ池」の辺りで、一旦通常の園路と合流。その先の木道の様子。


続く木道と園路へと行く分岐があり、ここから木道は幅が狭くなる。
さらに分岐して合流する所は、木道が外されたままになっていた。キツリフネが間近で見られたのにどうするのだろう?


倒れたエドヒガンの手前辺りで振り返る。(木道はもう少し続くが、記録してなかった)

 

ニホンアカガエルの卵塊は順調に増えていた。


自然学習センター内の掲示によると、3月16日に3回目の卵塊調査があり、2回目から90個増えて、累計108個になったらしい。

 

この日は、野鳥を見てもタイミングが合わず、コゲラくらいしか記録できなかった。


他のバーダー同士の会話で「レンジャク撮れた」と聞こえたが、それは見られなかった・・・。

 

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北本:ウラギンシジミ、コワクの繭、改修工事など

2023-02-18 | 自然・環境とか

2月12日(日)午前中、北本自然観察公園へ行ったときのこと。
埼玉県自然学習センター東側の擁壁沿いに垂れ下がるキヅタ(ツル)の前に、ウラギンシジミの越冬を示す案内板が立てられていた。せっかくなので近くを探すがなかなか見つからない。あきらめつつキヅタを横目で歩き始めると・・・重なる葉の中にいた!


翅が日光で白く反射していたので目にとまった。全体が日影なら分からなかっただろう。反射を避けるため影を作ってカメラを近づける。


ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)は、シジミチョウ科ウラギンシジミ属で、翅の裏面が銀白色に輝くのが和名の由来。成虫で越冬し、常緑樹の葉裏でじっとしている。冬でも暖かい日は、翅を拡げて日光浴をするらしい。
昨年は、我が家のサザンカの葉裏で越冬した。気付いたのは1月16日で、嬉しい出来事だった。その時の様子はこちらに。その後、2月末には確認できたが、3月5日に見たら居なくなっていた。


オギの群生の近くでは、落葉した樹の前にワコの繭を示す案内板が立てられていた。これはすぐに見つかった。


クワコは、カイコガ科に属する昆虫で、いわゆる蛾の仲間。幼虫が繭をつくり成虫になって繭から出るので、この時季には中身不在の繭だけが残るようだ。絹糸をとるために家畜化されたカイコの祖先とされている。(成虫も幼虫も未見)


【園内の様子】
●草地に2日前に積もった雪が残っていた。夏にはカナムグラが蔓延るところ。今だけはひっそり。


●「北里の森」の林縁で園路沿いの樹が伐られていた。その幹や枝が小川の向こう側にも置かれている。何かの意図があるのだろう。


●北側の木道改修工事は着々と進んでいるようだ。


●ふれあい橋と並行する道には、浄化槽?のような設備ができていた。

 

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花の丘農林公苑:冬の水辺、シェアリング

2023-02-08 | 自然・環境とか

年に1~2回散歩する『大宮 花の丘農林公苑』は、約11haの南北に長い敷地で花畑が3.3haある。
2月2日、大宮への用事ついでに立ち寄ってきた。現地の案内図を改めて確認する。


花畑は春の花用に、現在育成中(※別日記に花木や花畑の様子を記録)。ビオトープの池は、水鳥たちがゆったり。


水鳥が岸辺に近いのは、風が強かったことにもよるだろう。ヨシがなびく。


目にとまった野鳥は、安定のシジュウカラ。


あと、よく行く北本自然観察公園では見ないハクセキレイが、花畑を散歩していた。


小さい芝生の丘にタンポポの花が咲いていた。既に綿毛になっているのもある。真冬なのに丈夫なものだ。

 

当園に来ても道路を挟んだ(狭い)南側には行かないこともあるが、今回、南側駐車場の近くで見慣れないものがあった。「自転車借りられます」との看板と電動自転車が置いてあった。「HELLO CYCLING」ともある。


近くにはEVスクーターも置いてあり、「HELLO MOBILITY」とのこと。どちらも所謂シェアリングのようだ。


なるほど~こうした利便性の向上や環境貢献を目的にした試みは都市部で目にしたことはある。しかし、当地はけっこう郊外だ。当園のWebサイトによると、最寄りの駅から徒歩で40分。最寄りのバス停から徒歩20分という。従って、近くの方ならいざしらず、ほとんどの方は車で来ると思われる。シェアリングを必要とするのかどうか・・・。
念のため検索してみる。市のWebサイトによるとシェアリング実証実験を実施しているという。であれば・・・。

 

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丸山公園:4年連続かいぼり、アオサギ、ミーアキャット

2023-01-31 | 自然・環境とか

1月21日(土)、丸山公園(上尾市)の南北に長い大池では、“かいぼり”が行われ水抜きされていた。


掲示によると2019年から4年連続のかいぼり。天日干しにより埋土種子の芽生えを促したり、水質回復などの効果を期待するもの。浅場も作っている。大池の自然再生は継続して行われているようだ。


池の南側と北側にはそれぞれ噴水があり、周辺は他よりも水深があるので水が残る。その噴水にそれぞれ1羽のアオサギがいた。中間辺りから北・南それぞれの噴水を撮る。自分の縄張りを横取りされないように見張っているかのようだ。(以前は同所でカワウを見ている)


小動物コーナー(小さな動物園)にも行ってみる。寒さのせいか、コツメカワウソやデグー、ワオキツネザルなどは表に出ていなかった。動き回っていたのはミーアキャットくらい。(Webサイトによるとデグーは暖かい時期のみの展示らしい)


北入口に近い小さな池は、水をたたえた通常の状態で、水抜きされた大池の生き物の退避先になっている。
水面ではマガモが泳いでいた。マガモの雄の頭部は緑色に輝いている。これは(前回とりあげた)構造色によるものだろう。



近くにいた方が見上げるように遠くを見ていた。その先を目で追うと大きなラクウショウの枝に、何やら白い影が・・・。


ズームで確認するとアオサギだった。噴水にいたアオサギか?別のか?・・・それにしても、果実が多数残っているな~。

 

 

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