子供が小さい時からのオヤジ仲間であるI山さんから「三浦半島に釣りに行きませんか?」とお誘いあり。ここ数年、I山さんは海釣りに凝っている。
いずれにしても一人で行こうと思っていたので、ガソリン・高速代は自分が出すし道具は貸しますよ♪とのこと。
海釣りは初めてだけど釣りは嫌いじゃないし、海辺にいるのは気持ちが良いだろう。ただ、今は冬だし(寒いし)、聞くとなかなかのスケジュール・・・。
多少迷いはしたものの快諾。何から何までオンブにダッコもどうかと思ったし、車については私カーの方が便利な部分があるので、車&運転は私担当で。
2月9日(土)、朝6時すぎに家を出て近くのI山さん宅へ。様々な道具を積んで改めて出発。
高速で東京経由し三浦半島へ。個人的には車で東京方面に行くことは滅多にないし、首都高の南側から三浦半島までは初めてのことだ。仕事柄営業車で出かけることの多いI山さんは、行き先のナビから、アレは何?コレは何?ここはどこ?といった質問に全て答えてくれる。カーナビはほとんど見る必要がなかった。
行きは埼玉から東京に入るまでが混んでいたが、途中からはスイスイだった。
高速を降りて、横須賀の釣具屋で餌を調達。素人的には、けっこうな量を買うものだな~と思った。さらにコンビニで昼食を調達した。
その後、近くの「観音崎」というところでアチコチ見ながら場所を決め駐車。短い堤防(?)の先で釣りをすることに。東京湾からの風があたるが、コンクリートの立ち上がりがブロックしてくれる。
周辺は県立公園で、一般の観光客が多少はいるものの釣り客は我々を入れて2組ほど。
I山さんから投げ釣りの仕方をレクチャーしてもらった。遠くへ投げるのは慣れないと難しそうだ。私は「チョイ投げ」でポーンと。I山さんはロッドが風切り音を響かせながら2本を遠くへ放つ。私用にウキ釣りも1本。計4本。
小さな湾の中と外にむかって何度も投げる。湾はこんな感じ↓。
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東京湾を挟んで対岸となる房総半島がけっこう近くに思えた。
東京湾には様々な船が行き来していた。
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この場所に決める前、I山さんが釣り場探しをしている時、車を道路脇にとめたので、私は車の近くでキョロキョロしていると、たくさんの水仙を発見。埼玉で咲き揃うのは2月の下旬頃ではないかな。早いな~。
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また、クロマツと何とかサカキが・・・雪吊り!?ここは雪積もらないでしょ?何故なのか分からないが数本雪吊りをしていた。
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観音崎自然博物館というのがあったので、その関係かもしれない。
こちらの海は浦賀水道になるのかな。白砂がキレイで穏やかだった。
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しばらく釣りをした後、三浦半島の先:城ヶ島に向かって出発。
途中でメールを確認していたI山さん、息子のSくんからのようで公募推薦(?)に受かったという。そりゃあ目出度い!おめでとう!受験が終わってホッとだね~。(我が息子はまだまだ。ガンバレ~)
三浦市に入り、スーパーいなげやに立ち寄り夕食・飲み物・朝食などまとめて調達した。
その後、有料道路(城ヶ島大橋)を通って初めての城ヶ島!
場所が空いているかな~と心配していたI山さんだったが、何と・・・空いていた!I山さん曰く、城ヶ島や三崎港付近の釣り場の中で車を横付けできてトイレが近くにあるのはココだけだという。貴重な場所だ。
まずは、先ほど使った4本の竿を準備しポーン。場所はこんな感じ↓。
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島の北西側で対岸は三崎港。船着場や冷蔵倉庫などが並んでいる。
東側を見ると先ほど渡った城ヶ島大橋が見える。何故か途中だけ赤い。
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その後も釣りの準備だけでなく、I山さんの石油ストーブ+ヤカン、車では寝るための準備。
私の車はノアだけど3列目のシートが無いタイプ。ボードを渡して平らなベッドスペースができる。厚みはそれほどないけどモコモコになるマットに空気を入れて寝袋敷いて・・・これを使うのは6年振りかな~?要は釣り+キャンプの準備だ。
↓は翌朝の画だが、キャンプサイト(?)はこんな感じ。茶色の柱はソーラー照明で明るかった。最初は海ぎわでセッティングしていたが、夜北風が厳しくなり近くにあった板をお借りし照明周りのポールに立て掛けて風除けにし、照明の手前に移動したわけだ。
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初めての地で観光気分もある私は、せっかくなので夕刻にプチ散歩。
西側には、横に凸凹となる岩礁が張り出していた。それを横断すると海は太平洋だ。
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「楫の三郎山」という小高い山があり、上ると祠があったので道中の無事をお参りした。
埼玉に住んでいるので、海に沈む夕日を見る機会は出かけた時にしかない。しばし眺めていた。
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夜の寒さを心配していたが、厚着をしているので風が弱い時は何てことはない。
昼でも夜でもやっぱり「野外はイイな~!」と思うね。気持ちがいいし、たまにはテレビもパソコンもコタツもない非日常的な環境に身を置いてユッタリしないと!などと思ったり。
I山さんのストーブのおかげで焼酎のお湯割りもイケるしね。これは最高だ!
対岸の三崎港の灯りも程良く水面にも映り、暗さの中でイイ景色を見せてくれた。
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時々、大きく円い形が移動しながら港を照らしていく。島の灯台の灯りだった。灯台の灯りは外洋だけでなく360℃まわって三崎港も照らすようだ。
せっかくストーブがあるのでアルミ容器付きのうどんも買っておいた。先にI山さんが食べて、次に私のを作ろうとした頃から風が強くなってきた。北風なので正面から吹いてくる。容器にぬるま湯を入れたもののいつまで経っても沸かない。熱が上に伝わらないのだ。身体からも熱が奪われていくのを感じる。
そこで、前述したように風除けをして場所移動。おかげで熱いうどんを食べれた。
神奈川出身でこの辺に詳しいだろうと思われるオヤジ仲間でバーダーのH田さんに「ワイルドだろ~」と現状連絡メール。返信をいただいたので結局電話をした。当地は鳥見屋さんにとっても貴重な場所のようだ。H田さんには(嫌がらせのような電話になり)失礼しました。何せ時間はあるし酔ってるし気持ちいいし・・・。
22:30頃だと思うが、バイクでパトロール中のお巡りさんが声をかけてきた。ストーブもあってイイですね~(笑)と。アレコレ話をした中で覚えているのは「マナーが悪い釣り客もいて困っている」とのこと、ゴミはもちろんバーベキューのコンロを置きっぱなしの輩もいるという。そのうち車を横付けできなくなるかもしれない。このような場所は他にないので大事にしてほしいと。まったくの同感だな~。
北風が止まないので流石に寒くなってくる。日付けが変わる前に簡単な片づけをして、少し離れたトイレの洗面で歯磨きと洗顔をすまし就寝することに。
この後が大変だった。(思い出すと昼過ぎ辺りからお腹が変な感じだったのだが・・・酔いで忘れていた)寝袋に入り横になった時お腹に違和感を感じたが、まぁ寝れば直るだろうと思った。でも、少し寝たと思うのだが1時間経った頃から変な汗がでてきて、お腹が痛苦しいような感じでエライことになった。
I山さんに助けてーと声をかけたかったが、まずはトイレに行ってみようと思った。がんばってトボトボ歩いて、トイレにこもってみると、結局しばらくはトイレから出れなかった。この時はホントに寒かった!
戻って横になると少し落ち着いた感じに。この後は眠る事ができた。
朝起きて、I山さんに深夜の顛末を話すと「何かが(お腹に)あたったのでは?」と。そういえば過去に一度だけそういう経験があった。それに似ているかもしれない。でも、何にあたったのか分からない・・・。
そんな一日だった。(今回長い日記になったな~。でも、つづく)