2月13日(土)、前回とりあげたさいたま市「市民の森」の奥の方には、『りすの家』があった。当然ここも初めて。「子リスのトトちゃん」像がお出迎え。尻尾がやけに大きい。
開いていたので入ってみることにした。なんと入場は無料。建物内の入口の手前で、係員から注意点の説明があった。それに承諾して入ると、またドアがある。二重にドアを設けてリスの脱走を防いでいるようだ。
中は(中と言っても屋外)、5本の高い柱で大きなネットを張っている。けっこう広い。↓奥の方から入口に向かって(撮り方が下手で分かり難いかも)黄色い板には「リス横断注意 ふまないで!」と書かれている。
リスが住む自然の環境に近づけるという感じで、植栽はあるし材木や枝が組まれていたりと、隠れるところはたくさんある。
最初は、いるの?見つかるのか?と心配しかけたら、居たー!第1号発見。
草叢や木組みの中で見え隠れするのもいれば、日向ぼっこ?なのか、しばらくじ~っとしているのもいる。↓この子は、通路から近く、木の上で見やすいところ(ランウェイの先端みないな感じ)でモデルになっていた。
背中からお尻にかけての丸みに縞模様が特徴的。斜め前から見ると、けっこう顔はシュッとした感じもする。
リスと言えば!でイメージするドングリほおばり君もいた。※ほお袋には、小さいドングリなら片側ずつ3個ずつ計6個入るようだ。(※印は現地の説明板による。以下同様)
しばらく見ていたら、手に持ったどんぐりを向かって左側のほお袋に入れ、また別のドングリを手にした。両方のほっぺが膨らみ、もうマンガのようだ。その後、穴の中に入っていった。(↓トリミング)
こちらは細かく食事中? ※シマリスの歯は22本(も)ある。前歯は一生伸び続けるので、硬いものを食べたり、上下の歯をこすり合わせて長さを調整するという。そんな感じで口を動かしていた。
水飲み中のシマリス。そんなに身体を伸ばして前へ出なくとも・・・と思うが、ボウルの縁でバランスをとるとこうなるのかな。
シマリスの特徴として体の割に大きな尻尾もある。こちらのシマリスはふさふさ具合が良いようだ。分かり難いけど※前足の指は4本、後ろ足の指は5本。
こちらは、さらに色つやが濃いように見える。野性的(野生だけど)。
リスの家のシマリスは人が近づいてもあまり逃げないし、人の歩く通路を何の躊躇もなく渡っていく。天敵がいないということが刷り込まれているのか、単に人に慣れたのか。
ちょうど通路を渡ってきたシマリスが縁石の上でパタッと止まった。どうしたのだろう。と、前を向いているその先には・・・別のシマリスがジッとしている。しばらくにらみ合っていた(見つめ合っていたのかな?)。
ところで、※シマリスは10月中旬頃から4月頃まで冬眠するという。冬眠は、
・土の中、深さ1~2mに巣穴を作り、どんぐり(餌)や落葉(布団)をため込み冬眠の準備。
・冬眠に入ると省エネモードになり、体温は低く、呼吸もゆっくりとなる。
・一週間に一度くらい目を覚まし、食事をしたり、トイレに行ったりする。
冬眠と言っても、熊のような一般的な冬眠とは違うわけだ。
しかし、2月13日でも前述のようにシマリスはいた。どういうことだろう。
調べても分からないので、電話で施設に聞いてみた。曰く「ここにはシマリスが100匹くらいいるが、1割くらいは冬眠しないようだ。さらに、暖かい日が続いたので、冬眠から目覚めたのもいるかもしれない」とのこと。
なるほど、すると今回見たシマリスは同じ固体を何度か見ているのかもしれない。
ちなみに、活発に動く時期を聞いてみると「夏は暑くて日陰にこもるので、やはり春や秋がたくさん見られる」という。人間も動物も一緒だな。
ということで、今度癒されに行くのは春にしよう!と思った次第。