1月3日(日)、新年最初の北本自然観察公園散歩にて。
今回の散歩では、この日記で初めてとりあげる野鳥と出会えた~。
梅林のトネアザミは近年増えているし、倒れているのも少なかったので、まだ冠毛が多数見られる・・・。と、その奥の高木の上部で、野鳥の小さい群れが枝から枝へと忙しく動いているのが分かった。ただ、遠いので目視では野鳥としか分からない。
こういう時こそ、使用しているコンデジの光学60倍(望遠1200mm)の出番だ。
しかし、野鳥は動くので上手くいかない(当たり前)。4K動画とか連写とか活用すれば良いと思ったけど、普段使わないので操作方法を忘れた。結局、オートでズームで撮るだけだ。それでもかろうじて撮った画を見ると、大きな嘴が確認できた。この嘴の形はシメだな。これまでの見たことのある(且つ覚えている)野鳥の中から、単純にそう思った。
日記にとりあげようと、過去にシメを見た日記や検索サイトで見比べると、何とシメとは体色(羽色)がまったく違うではないか~。これは?初めて見る「イカル」のようだ。
◆イカル(鵤、桑鳲)は、アトリ科イカル属の留鳥/漂鳥で、北海道から九州の山林で繁殖する。全長約23センチ。太くて大きい嘴は黄色で、嘴から頭部は黒っぽい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/36/36d7e16a992883e63ac2be8843d41e1c.jpg)
嘴の周り~東部がクッキリ黒だ。陽の方向で目などが分かり難いのが残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/fd/05b89253cb8b4b0c4ec53bbab37cd76e.jpg)
シメも同じアトリ科(シメ属)なので親戚のようなものかな。シメは全長19センチとされるのでイカルの方が若干大きい。
「イカル」の名が付くのは奈良県の斑鳩町くらいしか知らないが、斑鳩町はイカルを町の鳥として制定している。
~斑鳩町の地名の由来はさまざまな説がありますが、この地に「いかる」という鳥が群れをなしていたという説が有名です。また、法隆寺・東大門のそばに大きなケヤキの木があって、そこに「いかる」が住んでいたという伝説も残されています。~(斑鳩町のWebサイトより)
桜堤から北側の園路に下って歩いていると、前方右側の方に野鳥が飛んできた。いつも見る野鳥よりは大きく、私の知っている野鳥でいえばオナガに近い感じ。鳴かないので飛んできたところを見なかったら気が付かなかっただろう。
立ち止まってカメラを構えていると、前方の遊歩道に降り地面を啄んだ後、また枝の方に戻っていった。
◆カケス(橿鳥、懸巣)は、カラス科カケス属の留鳥で、北海道から屋久島までの森林にすむ。全長約30~33センチ。尾は黒色で、翼も黒色ですが、翼の一部に青色・白色の細かい縞部分があり、オシャレさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/26/3d86ce6a59ec5a285c827aac189331f2.jpg)
正面顔は目つきが鋭く、睨まれている感じ。(私が何をしたっていうのさ!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/19/2ae4c1914933375246a060292b568f98.jpg)
横顔はそうでもない。この後、ギャーと鳴いて飛んで行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/41/2973ee10a7e9724f1d69deaa49492819.jpg)
なお、見ているときには「カケス」と知らなかった。あとで調べようと思っていたのだが、車に戻る前に自然学習センターに行った際、園内で見られる野鳥の剥製の展示があり、そこにカケスがいたので解った。(左から2番目)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/b0/e691d2c41b81be23561eea68afd5df59.jpg)
カケスもオナガもカラス科で、オナガはオナガ属。両者ともカラスの仲間の中では体は小さい方。
カケスの和名「懸巣」は、カラスと同じように高い木の枝に枝を組み合わせた巣をかけることから、この名が付けられたようだ。また、「橿鳥(かしどり)」は、カシやナラの木の実(どんぐり)を好んで食べていたことから(平安時代に)呼ばれていたのが、今も一部の地域でつかわれているらしい。