シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

日光田母沢御用邸記念公園:三時代の建造物・庭園は紅葉

2023-11-25 | お出かけ

11月10日(金)、鬼怒川温泉の会員制リゾートホテルに行く途中、立ち寄ったところをとりあげる。※行程は前回の日記参照

日光田母沢御用邸記念公園は、日光社寺の入口「神橋」から国道122号を中禅寺湖方面に車で5分ほどの左側に所在する。
名前のとおり旧御用邸の建物と庭園を公園として整備し一般公開しており、栃木県立の都市公園(歴史公園)で、建造物群は国の重要文化財に指定されている。
初めて訪れたが、想像以上に見応えのある建物と庭園で、感嘆のため息が出る。日光には多数の見どころがあるけど、大人の観光地として是非おすすめしたい処だった。

(概要:必須と思われる説明を記載する)
建造物は。元々日光出身の明治の実業家(小林年保)の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築し、新たな部分を加えて造営された。その後、小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、大正7年(1918年)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921年)に現在の姿となった。
江戸・明治・大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群。これらの建物の併用が、当初から存在したかのように建てられているところに特徴がある。
部屋数は106室あり、明治期に造営された御用邸の中でも最大規模の木造建築で、本邸が現存する唯一の建物。(日光市公式観光Webより)なお、田母沢(たもざわ)とは、この地区の地名とのこと。

敷地東側の入口。紅葉が見え、タイミングは良かったと安堵。傘をさしている方が写っているが、この後は、傘を必要とするほどの雨は降らずにラッキー。


入口〔御車寄〕は赤坂離宮・花御殿の玄関部分。唐破風で拡張高い。


受付で音声ガイドがあると聞き、スマホのような端末を借りた(200円)。要所要所で番号をクリックすると説明の音声がながれる仕組み。
見学順路の最初は、案内ビデオを観る部屋(兼休憩所)。ビデオにより概要を知ることができる。また、随所で係員もいて説明を聞くことができるので、音声ガイドと併せて抜かりはない。

 

表御食堂〕は、天皇が賓客や側近と食事をする部屋。当時なので照明は洋風。床はフローリングだが、柾目寄木張りで現在でも狂いがない匠の技。


通路を挟んでの〔御玉突所〕では、寄木張りのデザインが異なる。諸外国との交遊のためにビリヤードは必要だったのだろう。台にはポケットがない、四つ球用ということか(?)。


謁見所〕は、天皇が公式の来客と面会する部屋。玉座の隣の小さい丸テーブルは帽子を置かれる台。


このような床の間と天井は書院造りでありながら、床は絨毯敷きでシャンデリアの和洋折衷様式の部屋が幾つかある。和風建築の伝統を生かしながら、西洋文化との融合を図っているようだ。

御学問所〕は、書院様式の数寄屋風。3階建てで旧紀州徳川家江戸中屋敷部分。天皇の書斎として使われていた。丸窓から何が見えるのかと窺うのは私だけではないだろう。


2階に上がる。〔剱璽の間(けんじのま)〕の奥に厚い畳がある。天皇の「三種の神器」のうち、剣と勾玉を安置した部屋。御用邸を使われる度に移動するようだ。


御日拝所〕から庭園と建物を眺める、松と紅葉、建物の屋根の流れがキレイ。


増改築により複雑な配置になっている建物だが、何と!その屋根は全て谷と棟で連続してつながっているという(3階の屋根は除く)。Webマップの航空写真でも確認した。見事なものである。


3階の〔御展望室〕は、通常公開されていないため、1階に戻って順路を進む。
御座所〕は、天皇の居間兼執務室。手前の〔御次の間〕との間仕切りには、建物内唯一の欄間がある。


御食堂〕は、天皇・皇后が日常生活で食事をされた部屋。〔御食堂〕と2階の〔御日拝所〕は特別公開中だった。


当公園は映画やドラマの撮影で利用できるようだ。今年の8月に公開された映画のポスターやサイン色紙が置かれていた。売店の人気商品「御用邸ガトーショコラ」は菊の紋デザイン。

 

他にも建物内でとりあげたい部屋や造作など多数あるが、長くなるのでこの辺でやめておく。
あとは庭園の風景。曇天だが紅葉は嬉しい。まずは、御食堂の縁側?から見た庭園の風景。


池では、当時幼い皇太子が船を浮かべて遊んでいた(という写真を見た)。


庭からの枝葉越しの3階建て部分。1階右側は丸窓のある御学問所。


樹齢約400年のシダレザクラ(市指定天然記念物)。立派なシダレで花の時季は見事でしょうな~。


庭内を流れる清らかな小川。


庭には防空壕の入口があって驚く。花はダイモンジソウやノコンギクが咲いていた。
素晴らしい庭園で、他の時季にも見てみたいと思わせられた。
日光田母沢御用邸記念公園で約1時間半。とても良かった。満足満足。

(日光・鬼怒川散歩、つづく)

 

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会員制リゾートホテルを使ってみようと・・・鬼怒川へ

2023-11-19 | お出かけ

会員といっても私個人ではなく会社が会員になっている施設がある。せっかくなので使ってみようと思っていた。
車で行きやすい幾つかの施設から選んで、9月21日に予約状況を確認。地域は鬼怒川で宿泊日は金曜と決めたが、10月は空いておらず予約できたのは11月10日(金)。

でも、結婚記念日が11月9日なので、その記念になるかな~と。それに紅葉も期待できそう。名湯は大浴場・露天風呂に客室半露天風呂でも楽しめる。そもそも施設全体が新しくラグジュアリーな感じ。後日、奮発してディナーのコースも予約した。
ここ数年の旅行では、割安なところを求めていたきらいがあるので、たまには良いかな~と考えた。
かくして、当日まで天気予報を確認しながら楽しみに待っていた。

しかし、出発日の予報は雨でほぼ確定した。そこで、ホテルに着くまでに雨でも楽しめるところを調べることに。鬼怒川地域と近い日光地域が対象。
鬼怒川に屋内のアミューズメント施設は幾つかあるが、私も妻もそこはパスで。(関東以北で最大規模を誇るベゴニア園「花いちもんめ」は良いと思ったけど妻が反対。)
最終的に決まったのは、日光の「日光田母沢御用邸記念公園」と「金谷ホテル歴史館」で、明治と大正の文化遺産を訪ねることにした。晴れる予報の翌日に予定したのは、数十年振りの「東武ワールドスクウェア」に。あとは予定した施設のかかる時間によって決めようと考えた。

《実際の行程など》
11月10日:朝起きた時から何故かお腹の調子が悪い(緩い)。8:30に出発し、東北道の佐野藤岡SAと大谷PAでトイレへ。
10:35日光田母沢御用邸記念公園→12:35憾満ヶ淵(渓谷)→13:15金谷ホテル歴史館~金谷ホテルベーカリー(テイクアウトし、軽めにランチ)→15:00ホテル「VIALA鬼怒川渓翠」~館内散策~大浴場~ディナー~休憩~客室風呂~。

11月11日:朝から大浴場~朝食ブッフェ~9:30前にチェックアウト(車は駐車場にそのまま)→9:35東武ワールドスクウェア(11:15頃まで)~ホテルの駐車場→11:55五十里ダム~川治ダム(12:35頃まで)→蕎麦屋→15:40帰宅。

《VIALA鬼怒川渓翠》
Webサイトによると~鬼怒川の雄大な自然を間近に感じられる、ゆとりの空間へ。プライベートテラスでの優雅なくつろぎ。鬼怒川渓谷の四季の移ろいを感じながら、関東を代表する名湯の湯あみを~というリゾートホテル。

1階ロビーラウンジの天井は2階と同じ。室内はかなり高さがある。窓はその高さで全面にあり、まさに自然を間近に感じられる空間となっている。


屋外に出ると、ハンギングチェアの置かれたテラスやファイヤーピットのあるテラスがある。


屋上(6階)にもテラスがあり、快晴なら満天の星空が見られたであろう・・・。
屋上からロビーラウンジの前を見降ろす。前述のテラスの先は鬼怒川渓谷。


夜、テラスからロビーラウンジを眺める。ツリーが窓ガラスに写って2本あるように見えた。


道路からのホテル入口風景。これは晴れた翌朝に撮ったもの。

 

客室は広さ60㎡弱。前面のベランダの左側に半露天風呂あり。可動間仕切りでベッド部分は部屋にもなる。


バルミューダのスピーカーが置いてあった。Bluetoothでスマホとつなげて使用できるようだ。説明を読み、私のスマホで試すが使えない。あれ?会社貸与のアイフォンで試したら使えた。(私のスマホって・・・)

 

供応された料理を撮っておこうと思ったけど、満足に撮れたのは最初のとデザートくらい。


なのでメニューを記録しておく。料理は、鬼怒川温泉がある北関東をはじめ、東北の生産者達から受け継いだ食材に発酵素材で滋養を加えているそうだ。食事のお供は白と赤のワインを頂く。

次回からは、訪れた先をとりあげたい。

 

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十日町市:千手観音・長徳寺、河岸段丘の・・・

2023-11-12 | お出かけ

11月4日(土)の午前中、帰省時のプチ観光記録。※帰省のことは前回参照

新潟県十日町市(川西地域)にある曹洞宗の寺院「長徳寺」(山号「白雲山」)は、その名称よりも周辺地域では「千手観音」との呼称で有名である。
千手観音と近くにあった児童公園には、子供の頃に祖父に連れられて行ったことがあるはずだ(記憶は曖昧)。約半世紀(50年超)振りに行ってみた。

〔十日町市観光協会〕千手観音は、1,200年余の歴史を伝える地域の守り本尊。安置されている観音像は、坂上田村麻呂将軍が北国遠征の折りに安置した守り本尊と伝えられており、当初の観音像は京都清水寺の本尊と同木の姉妹仏だともいわれている。仁王門、仁王像は十日町市指定文化財。

仁王門は、1749年(寛延2年)に出雲崎の大工を中心として建築した入母屋造り三間一戸。(市教育委員会の説明板)


その先に観音堂が威容を誇っている。


鰐口(わにぐち)が吊り下げられている正面の様子。
御詠歌:枯木にも 花咲くべしと 聞くからに 心ある身の 頼もしきかな


歴史の重みが漂う仁王門や仁王像、観音堂など、かつての千手観音堂の隆盛をうかがい知ることができる。

長徳寺は千手観音の別当として信仰を集め越後三十三観音霊場第十番札所になっている。


数種類の苔がむしていた。厚みがある。


観音堂の西側には池が2つ配され、歩行用の橋も架けられていたが、この時は通行禁止だった。(境内地なのか隣地の公園の一部なのかは分からない)


近くの車道沿いにドーム型の車庫のような建物があり、中に功徳地蔵というお地蔵さんが安置されていた。「・・・悩みや心配事を一人で抱え込まずに、功徳地蔵にうちあけて聞いて頂き、気持ちを楽にして生きていきましょう」との由来が記されていた。

 

千手観音を出発し、集落の中を通っていると「河岸段丘からの絶景」という看板があったので車を止めた。段丘面の縁を歩いていくと目の前が開けた。
一段下の段丘面は広大な田んぼが広がっている。遠くに三国山脈の巻機山(?)が見えた。(天気がイマイチで残念)


車に戻る途中、通路から地続きの所に古民家をリノベーションしたような小綺麗な建物があった。こんな所に何だろう?別荘なのか何かの施設なのか、看板は無く、人の気配もない。敷地を区別する垣根なども無い。建築途中にも見えないけど?いったい何。

車に戻りマップで確認すると、一棟貸しの宿泊施設「里山十帖 THE HOUSE SEN」だった。
https://satoyama-jujo.com/thehouse/sen/

Webサイトも拝見。何だか設備がスゴイ。南魚沼市にある「里山十帖」のことは名前くらい知っていたが、当地にもできていたとは!!
でも、何故このような所に?とは思う。いわゆる富裕層が利用するのだろうが、そうでない身には分からないね~などと妻と話しながら実家に戻る。

 

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11月3日~4日で帰省(新潟県)/紅葉

2023-11-06 | 家族・帰省・イベント

実家の兄が9月20日に退院した後、すぐに帰省することができなかったので、遅ればせながら兄と実家の様子を窺いに帰省してきた。〔備忘録〕

11月3日(金・祝)の朝、鉢植えや庭に水やりし、近くのガソリンスタンドに行き、満タンにして戻る。。
9:00に妻と出発。しかし、すぐに問題発生。旧中山道にでる道路で車が並んで動けず、他の狭い道路から出ようとしたら誘導員?に止められた。実業団駅伝開催中のようだ。なんてこった(知らなかった)。とりあえず国道17号線を北に進むが、駅伝も北上する。これではいつまで経っても旧中山道を越えられない。

まずは関越道の東松山ICに行きたいのだが・・・。急遽、圏央道を使うことにした。そのまま鶴ヶ島ICで関越道に繋がるが、そこから東松山ICの手前まで渋滞が発生しているようなので、圏央道は旧中山道・JR・荒川を越えた1区間だけで降り一般道を行く。

東松山ICで関越道に乗ると、そこそこの通行量になっていた。断続的にやや渋滞あり。さらに、前橋IC過ぎから駒寄PA手前までは事故渋滞発生で、電光掲示板には10km・40分の表示。悲しくなった。

その後は六日町ICで降り、そこからの一般道もスムーズに進み、ランチで予定していた友人の食堂(ラーメン店)の昼営業時間にぎりぎり間に合った。
何年かぶりで会った友人は、プクっとしていた体形から少し締まっていた。田んぼをやるようになって、厨房での上半身汗から全身汗に変わったとか、今夏の暑さのせいだとか。
また、私の高校の時の同級生が昨年亡くなっていたとか、身近だった人の消息とか聞くことができた。


14:30前には実家に到着。兄は脊柱管狭窄症でまだ腰が痛く、階段は一苦労という状態。指定難病の方は、3月末に入院した頃に比べれば少し良くなっているようだ。
夕食用に蕎麦屋でへぎ蕎麦と天ぷらを注文した後、床掃除をし、外の道路脇(側溝)の草・土を取り除き、落ち葉の掃除も。

ゆっくりと夕食。兄は久しぶりというビール。私と父親は+日本酒。
この日は、疲れもあったのか、22:30頃には寝たはずだ。


11月4日
(土)、朝食後しばらくしてから、兄は少し休む(横になる)というので、私と妻はプチ観光へ。お寺~河岸段丘からの眺望、近くの道の駅で野菜購入とキノコ汁を頂く。
11:45に実家を出発。途中(クロステン十日町)でお土産買って、六日町ICから関越道。土樽PAで紅葉撮影。谷川PAでランチ。帰りの高速道はスムーズだった。家に着いたのは16:00過ぎ。


ちなみに、紅葉は関越トンネルから湯沢あたりまでが見頃。帰りの土樽PAで車を止めた。


私の実家の方は標高が低いため、まだまだ色づき始めという感じ。15:30頃撮ったので夕陽の色合いが加わる。


お土産。銀杏は私個人用。道の駅で売っていたもので大粒だったので購入。大きいもので長さ25ミリある。


(次回は、プチ観光をとりあげよう)

 

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靴購入/10月29日の明け方は満月だったが・・・

2023-11-01 | 我が家~モノ・作業

10月28日(土)、前の週に依頼したズボンの裾上げを受け取りに行く。その際、古い礼服と古い靴を持参し、下取りをしてもらった。

この紳士服量販店では、スーツやワイシャツ、ネクタイ・ベルト・靴などの下取りサービスをしており、10%割引券と交換してくれる。
買いたいブルーグレイの靴があったので、早速その支払いにあてる。元々店頭値引き(30%)で売っていたが、そこからさらに10%引きとなった。さらに他の割引もあって元値15,000円超の靴を8,000円弱で購入できた。(という備忘録)


10月29日(日)、朝は天気がいまいち(曇り)だったはず。というか、その時は満月+部分月食であることを失念していた。
そして、同日の夜19時前、窓に寄ってやや見上げると月がキレイに出ていたので、カメラを持ちベランダへ。
いつものようにオートで撮ったら、月はボケて四方に赤い光が。何故こうなるのか?


右側に小さく輝いているのが木星。ズームの倍率を上げると、赤い光は無くなる。
ほぼほぼ満月が見れたのでヨシとしよう。(10月の満月をとりあげるのは初かも)


10月の満月はアメリカの農事暦で「ハンターズムーン」とも呼ばれている。野生動物の肉付きが良くなり狩猟に適した季節になることと、冬に向けての準備として狩猟が盛んに行われる時期にちなんで名付けられたようだ。

関東では、明日から最高気温が25℃を超える「夏日」が3日続くという。野生動物も調子が狂うのではないかな。

 

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