9月22日(日)、北本自然観察公園での生き物記録。
当公園に行ったときは、まず最初に「埼玉県自然学習センター」に行き、生き物マップを確認するのだが、その際、他の展示も見ていたら数種類のカマキリの説明板が掲示されていた。その中に、ハラビロカマキリとムネアカハラビロカマキリがあった。
『ムネアカハラビロカマキリ』は中国など大陸産の外来種で、2016年8月、県内で初めて当公園で確認された。腹部から前足にかけての赤みが特徴。
2009年頃から国内で確認されているようで、いつの間にか増え、生育環境が同じでやや小さい在来種のハラビロカマキリに影響を与えているらしい。
そのムネアカハラビロカマキリが、遊歩道沿いの柱の上にいた。先に、中年のカップルが見ていたので、何かな?と目を向けた。
腹部が赤いことと、前脚に多数のトゲ状突起があるのでたぶんそうであろう。こんなに普通に見られることを考えると、かなり増えているのかもしれない。
なお、調べていると、中国から輸入される竹ぼうきに6~8mmの卵が付いたまま国内に入り繁殖したとのこと。ホームセンター等で竹ぼうきを買うときには、カマキリの卵が付いていたら取り除くことだな。(私は使わないので・・・)
遊歩道に、翅の裏面が白い蝶が休んでいた。羽根を開いたら表面が見えた。裏面との対比に驚く。調べてみたら(過去に何度も見ている)『ウラギンシジミの雄』で、翅の表面が濃茶色地に朱色の紋が入る。
歩いていると、モグラの穴?のような穴の縁に何か黒い生き物が動いたのが見えたが、すぐに穴の中に入ってしまった。
しばらく離れた後にゆっくり近づくと、外に出ていた。『コオロギ(エンマコオロギ)』だった。間借りかな。
折れた葉に紡錘形の茶色の物体。これは
2年前に初めて見た『
オオトリノフンダマシ』という蜘蛛の仲間の卵嚢(らんのう)だ。面白い形をしている。(オオトリノフンダマシ自身も特徴的で面白いようだ。未見)
学習センターの中では、園内でのバッタの仲間達を展示していた。ほとんど分からないバッタばかり。たくさんいるものだと感心する。